●会員活動紹介●
たった1度の〝子ども時代〟をその子ども自身のものに
風の子共同保育園
雨のあいまをぬって、せっせと外に出て砂山をつくり、泥をこねて思い思いに遊ぶ子どもたち。乳児さんも水道にまっしぐら。蛇口に口をつけ、小さな両手、全身で水を感じています。200mの坂を下れば保護者と村の方々で整備してくれた川のプール。小魚・さわがに・赤はら。おみやげを両手に坂を登って帰ってきます。
室内でのリズムあそび、わらべうた。ひとりひとりの心と身体がはずみます。したくない子は別の所で遊び、見ているだけの子も。それもOKです。紙しばい・絵本の読みきかせの時の子どもたちのすみきったまなざしにはいつもハッとさせられます。
自分たちでテーブルをセットし、みそ汁もごはんも食べたい量を自分でついで「いただきまーす」「めしあがれ」ではじまる食事。楽しくおしゃべりしながら、いつのまにかお茶わんはからっぽになります。
トロー、としたポスターカラーでのお絵かきも子どもたちは大好きです。うれしい気持ち、いやな気持ち、自由なふんいきの中での自己表現には、子どもたちのメッセージがあふれています。乳幼児30名・学童20名の認可外施設です。
どんなに幼くても、人としての〝意志〟がある。ここで子どもたちは、心のエネルギーを膨らませ、自らの精神を回復し困難に立ちむかっていく自分を育んでいます。
それは縁あってここに集まった大人も同じ。自分の内に自分への〝信頼〟と〝肯定〟をとりもどしていく。笑ったり泣いたり。本当の思いをだしあい、学びあいながらみんなで歩み続けて設立から32年めをむかえています。
地球の上では、知れば知るほど目をおおいたくなるような出来事がたえません。この時代に私たちは何を大切にして、何を良しとして生きていくか。子どもたちより少し先を歩く私たち大人が、どんな主体性・創造性をもっていけるか。いつも問いながら楽しい毎日です。
(園長/日吉会員・和田きよみ)
「富士ピクル酢」に大喜び
(兵庫いきいきコープ・岩田由香)
料理教室 今後の予定
9月 9日(土)子ども料理教室 ピピアめふ
9月30日(土)もりともえさんのケーキ教室
Hugミュージアム(『今週のお知らせ』330号で案内)
10月1日(日) 津乃吉料理教室 東灘区民センター(兵庫いきいき)
12月9日(土)おせち料理教室 麻乃屋(大阪産直)
※申込締切を過ぎているものもあります。また予定が変更されることがあります。ご了承ください。お問い合わせ:ひこばえ(072-638-2915)
ハッピーチョイス
上内なおみ(奈良南会員)
子育てが落ち着いてきたのと同時に、自分と向き合う時間が増えた。自分がどうありたいか、どう生きていきたいか、そんな問いを自分に投げかけることが増えた。そんな中、今の私が何より大切にしているのは、感謝と幸せを感じて日々を生きることだ。文字にすると仰々しいけれど、それは「今ここにいる自分」に素直であるということに尽きる。コーヒーを飲みたいなと思えば飲む、外に出たいなと思えば外に出る、そんなシンプルなことだ。
日々の生活の中で、私たちの誰もが何らかの役割を担って生きている。もちろん、やりたくないことをやらなければいけないこともある。でもそんなときも、「そっか、やりたくないんだねぇ」と自分に向き合った後、「じゃあ、どうする?」と自分の心に聞いてみる。「やりたくないからやーらないっ!」という時もあれば、「でもさっさとやってしまいたい!」という時もある。あとはその声に従って、素直に行動するだけ。
どっちにしたって、「自分が選んだことをする」ということに変わりはなくて、それは常に自分にとってハッピーチョイスだ。そのハッピーチョイスの積み重ねが、ハッピーデイズになり、そしてハッピーライフにつながると、私は信じている。
6/10 よつ葉ビル
手巻き寿司パーティ
飯尾醸造・おきたま興農舎(川西会員・西原惠美)
6/3 よつ葉ビル
大豆くらぶ講演会
(淀川会員・小山智弘)
小学生にあがるまえのこと。私の家は商売を営んでいて毎晩ひとり寝かされていた。布団に入り天井を見上げると、木の節が目に見えてくる。だんだん恐ろしいお化けに見えて怖くなる。目をギュッとつむっても意識はどんどん冴えてきて眠れない。何十年経ってもあの眠りにつく前の不安な気持ちは懐かしさとともに、よみがえってくる。そしてあのときの小さな私にこの絵本を読んであげたくなるのだ。
今から眠ろうとする男の子はお願いをする。
しきぶとんさんにはおしっこがでませんように、かけぶとんさんには手足をしっかり温めてくれますように、まくらさんにはおっかない夢をみませんように。「まかせろ まかせろ おれに まかせろ」しきぶとんさんはおしっこをなだめてくれる。かけぶとんさんは膝小僧の擦り傷もなめてさすって治してくれる。まくらさんは鼻息で悪い夢をふっとばしてくれる。「まかせろ まかせろ おれに まかせろ」くりかえされるこの言葉はまるでお守りのよう。おねしょが心配な晩も、擦りむいた膝小僧も、天井のお化けも、いつもの布団に入っていれば、たのもしい3人が守ってくれる。
暗い夜の闇のなかでひとり目が覚めても、もう泣かないで大丈夫だよ。だってひとりじゃないのだからと。
10か月になる息子は夜中にぎゃぁ~と泣き声を上げたと思うとしかめっ面でうなされている。赤ちゃんでも怖い夢をみるのかなぁ。抱き上げておっぱいを飲むとまた安心したように眠りにつく。もう少し大きくなったらこの絵本を読んであげるからね。
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