よつばつうしん |
2015年9月号(No.054) |
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朝日新聞が原爆の日を前に、生存する被爆者の方々にアンケート調査をしたところ、多くの人たちが福島第1原発事故を目のあたりにして、原爆も原発も同じだとの思いに至ったと答えています。放射能によって自らの体をむしばまれている人たちですら、それまでは、原発に対してはほとんど無関心だったり、「平和利用」はいいことだと思っていたそうです。 |
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11年4月、農水省が中心となり、東北地方の被災地産品を「食べて応援しよう!」とキャンペーンを始め、今に至ります。本来、原発事故で農家が蒙っている甚大な被害は東電と政府に補償させることが基本です。そのことや、今ある原発をどうしていこうという立場に立つことなく、食べて応援ということには賛成できません。現在国は、避難者の帰還を積極的に進めています。土地や食べものの安全キャンペーンがはられ、今回の学校給食導入の背景がそこにあり、さらに「水俣」の名前が使われるのだとしたら、残念でなりません。「食べて応援!」が脱原発社会到来の一助になるならば何も言いませんが。 |
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編集委員からの一言 |
(兵庫いきいきコープ・田中一彦) |
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