関係の再生から再出発
私たちは、本来あるべき「人と自然の関係」「人と人の関係」を取り戻し、社会そのものの再生を目指すところから再出発する必要があります。しかし、社会のあり方や仕組みそのものを変えていくことは、もちろん一人でできることではなく、多くの人と交流し関係を深め、つながっていくことで一歩でも夢を実現していくしかありません。
「食」や農業をダメにし、人々の生活を破壊し、仕事や土地や家さえも収奪し続ける世界規模の市場経済システム。「利潤への渇望」は止まることを知らず、リーマン・ショック以降の「金融規制」の叫びも「どこ吹く風」とばかりに、あらゆるものや出来事を投機の対象としながら暴走を続ける金融資本主義。そして流動化する政治経済の情勢など、短期的な話だけではなく中長期的展望を視野に入れながら今後の方針を考えていく必要があります。もちろん、簡単に展望が出てくるわけではありませんが、今年はそうしたことも考えながら進めていくつもりです。
「交流の集い」に参加を
3月17日(日)に、万博公園のホテル阪急エキスポパークで、講演会や懇談会を中心に「生産者・会員・職員交流の集い」を実施します。今回は、2010年?2011年の交流会で中心と位置付けた「生産物を介した交流」に代えて、「『食』の再生、新たな社会を展望する」をメインテーマとして、講演会や懇談会、上映会を中心に大真面目な交流会を実施する予定です。
「経済成長、競争優先」の世界の行き詰まり、「移行期」としての現在を共に考えながら、生産と消費をより良く結んでいくために、意思疎通をはかる場になればと思っています。どうぞ、みなさまご自身の想い、ご意見を携えてご参加ください。久しぶりに、全国や地場の生産者、よつ葉の生産工場・農場の仲間たち、各産直センター・生協の消費者会員(組合員)のみなさんや職員など、多くの人に集まってもらう計画です。
概要は別紙のカラーチラシで案内しています。チラシの参加申し込みの〆切りは2月23日(土)までです。よろしくお願いします。
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