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2011年10月号(NO.007)
にんじん作りでつながり作り  土に親しもう
生産者紹介―ぷくぷくワールド、ココウェル、パラダイス&ランチ
生産者紹介―新農業研究会、中西農園
農と暮らす農で暮らす
西京都共同購入会・農場工場見学会に38名が参加
「熊野出会いの里」麻野さんから
会員リレーエッセイ―しゃべり場
熊本産地交流(松村さんグループ・肥後れんこんの里)
よつ葉の豆腐の原料は全て契約栽培大豆です
読書クラブ会員−わたしのオススメ
「脱骨研修」に参加/世羅協同農場で援農
「福祉の現場から」交流会を開催/東日本震災支援金報告
視点論点「自然エネルギー100%プロジェクト」募金にご協力を!
「1% for 祝島」/南部鉄器 及源鋳造<岩手から>
ネパールつうしん/上関原発建設予定地島民から
編集委員からの一言



にんじん作りでつながり作り
土に親しもう
畑でお待ちしています

 各地にんじんクラブでは8月下旬に種まきを完了。12月初旬の収穫にむけて草取り、中耕、追肥、間引きなどにかかっているところです。今年は、それぞれの地域で会員さんとともに畑仕事をしながらつながりを深めることを第一に考えようと、各クラブでは皆様との交流を楽しみにしています。クラブにより活動予定が異なります。初めての方は各配送センターにお問い合わせください。(編集部)


箕面にんじんクラブ

 おさるとお山にかこまれた箕面で8月27日(土)に箕面にんじんクラブがありました。2週前に能勢から牛糞堆肥をいただき、1週前に石灰を撒いて今年もがんばれよ〜という気持ちで畝を立てました。当日参加の職員は他の行事とかさなり二人だけだったのですが、会員さんが10組21名での作業となりました。
 朝からまずは立てた畝をならして2本線を引き、今年もにんじんの種はシードテープ(水に溶ける紐の中に種が5センチくらいの間隔で2粒ほど入ってます)で箕面では500m分をみんなでせっせと撒きました。子どもたちが暑い中、種の上に一生懸命に土をかぶせていました。大人たちには鍬を持ってもらって土ならしと線引き、こちらも暑さに(ホントにカンカン照りでした…)まいりながらもせっせと土いじりです。
 みんなで作業する姿と見渡す畑を見て思うことはやはり土にふれることの大事さでした。子どもも大人も一緒になって笑いながら汗を流すこと、なぜか少し食卓を囲む家族のような感じもあるのではないでしょうか? 畑というでっかい食卓にみんなであーだこーだと言いながら職員も会員さんも同じなんだと思わせてくれる箕面にんじんクラブに感謝でした。本当に暑い中、集まっていただいた皆さん、お疲れさまでした。次はにんじんの間引きですよ〜、皆さんの参加お待ちしております。(池田産直職員・森 敦志)

京阪にんじんクラブ

 京阪にんじんクラブは今年で3年目を迎えます。たいした知識もなく手探りで畑と向き合っています。広さは300坪あり、その内の150坪を畑として、残りの半分をガレージやテントを張れるスペースとして使用しています。
 今年は『ライフ』での企画がないため、初の試みですが150坪の半分を会員の皆さんに解放し、少しでも畑へ足を運んで土に触れて貰えたらと思い、畝の貸し出しもおこないました。これがなかなか好評で皆さん頻繁に畑に足を運んでくださり、普段配達の時にゆっくりと話ができない分会話ができて、こちらとしても満足しています。
 8月20日(土)にんじんの種播きを行いました。総勢25名の会員さんの家族とともに除草から畝立て・シードテープによる種撒きといった流れで農業体験をしてもらいました。耕運機で土は柔らかくしますが、手で雑草を抜きスコップで畝を立てていく作業はさすがに皆さん堪えたようです。
 収穫の楽しい部分だけでなく日常の作業も経験し、モノを作る大変さを経験してこそ収穫の喜びが実感できると考えて一連の作業を体験していただきました。スーパー等で季節に関係なく年中陳列されている野菜がどう作られ、どの季節に収穫されるのかを感じていただけたらと思っています。
 今期のにんじんクラブは、ゆっくりと会員さんと職員が共に学び、一緒に考え、アットホームなにんじんクラブにしていきます。(京阪産直職員・山森 優)

せっつキャロットくらぶ

 私たちは畑の持ち主が職員の同級生という縁で、会社近く(歩いて5分)で畑を借りています。
 活動にあたっては、2つのことを約束ごとにしています。(1)畑の堆肥まきから種まき、草取り、収穫と続けて参加していただくことです。以前は収穫のときにだけ会員さんが殺到するということもありました。しかし、野菜が育つ過程を見てもらうということに意味があるので、有志の会員さんを募り登録制にしました。現在、6組のご家族が登録されています。
 (2)畑の活動をするときは、必ず登録している会員さんにメールを送り連絡することです。職員が主導するのではなく、会員さんといっしょに活動することに意味があると思うからです。
 前置きはさておき、8月31日、平日にもかかわらず、にんじんの種まきに大人4人、子ども5人が参加してくださいました。畑の雑草を取り、畝をたて、職員といっしょに種をまきました。種まきといっても種の入っているヒモを土に埋めるだけです。後でお子さんから言われたことでハッとしました。「なんで種を1粒ずつ土に埋めないの?」。ヒモで種をまくやり方の方が合理的で早いからです。来年は本来の種まきにしてもいいかなと思っています。
 これからは芽が出るまでの毎日の水やり、雑草取り、追肥など収穫までにはいろんな作業があります。淀川産直のブログで畑の様子を随時報告もしていますのでご覧ください。アドレス yodogawa.jimdo.com (淀川産直職員・奈尾裕樹)