バックナンバーはこちらから。


2011年4月号(NO.001)
2/19・2/20 米生産者交流会を開催
東日本大震災被災生産者支援ご協力のお願い
『よつばつうしん』発行にあたって
生産者紹介 成清海苔店、大阪府漁業協同組合連合会、太陽油脂
生産者紹介 はんのうれん・エコネット水俣、長崎有機農業研究会
「よつばの年間予約米」が意味するもの
2011.2.19・20 米生産者交流会に参加して
よつ葉工場CLUB 第2回目・別院食品
九州食育取材 第1弾
読書クラブ会員―わたしのオススメ
始めます!2011年にんじんクラブ
会員さんとともに“e食プロジェクト”活動中!!
瀬戸田農場で援農
日本が進むべき道は「開国」=「通商国家」ではない
―TPPの喧噪のなか、いま改めて農と食と地域の結び合いの意味を考えたい―
原発を必要悪としない社会に向けて
農業っておもしろい(1)
あたらしい「つうしん」の発行にご協力をお願いします。
編集後記、EVENT INFORMATION



2/19・2/20 米生産者交流会を開催
生命を繋いでいく、主食は米だ!


北海道北竜町の黄倉良二さん

 よつ葉のお米はブレンド米を中心に据え、年間を通じて安定した味と量をお届けできるようにしています。今までの実績や傾向から年間予測を立てて、各産地生産者と作付前に価格や量を契約し、収穫後一年間かけて引き取り精米していくのですが、価格に関しては、作り手が継続して生産していくために必要な価格を最低限保障していこうと考えています。お米の価格もそれを反映させているためスーパーなどの価格とは当然開きがあります。
 この先さらに厳しい販売状況が続く中で、よつ葉のお米をどう考えてやっていくのか。よつ葉とお米でお付き合いのある全国の農家に呼びかけ、2月19日〜20日会員の皆さんとの交流会と農家同士で意見交換する集いを行いました。初日は、よつ葉の各配送センターが中心となり、会員の皆さんとお米農家とが車座で交流する場が10カ所で催され、よつ葉のスタッフも一緒になって、少人数でお互いの顔を見ながら話をする交流会になりました。
 「ケータイには惜しげもなくお金を使うのに食べものは安いものを選ぶ人が多い」、「食べものは人間を作る基本になるもので、ましてお米は日本人にとって一番大切なもの、それを真面目に作っている人が報われない現状はおかしい。そんな今の暮らし方そのものを見直していかなければ」という会員さんの発言があれば、一方でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の話には「最終的に困るのは食べものを作る手段を持たない人たちで、百姓は食っていけるから政府が参加しようがかまわない」という過激(?)な農家の声も出ました。
 参加された方たちそれぞれの思いから発言され、各会場ごとに話題は多岐にわたりましたが、よつ葉側の準備不足もあり問題点を絞り切れず、必ずしも会員さんの聞きたかったことやお米農家の聞きたかったことが噛み合って話が進んだ訳ではありません。それでも生産・流通・消費の立場の人が集い、少人数で直接話をするという機会ができたことは参加された会員さんにもお米農家にも評価していただけたようです。

 2日目、お米農家の意見交換会は、JA北そらち前組合長理事・黄倉(おおくら)良二さんのお話を中心に進められました。黄倉さんは、農協の中で無農薬や減農薬の米栽培を進め、地域として取り組みを広げて来られました。そこには、食べものはお金に換えられる価値以前に生命そのもの、人が生命を継いでいくものだという強い信念があり、それが周りの人を動かしてきたのです。だからJAとかグループの形に囚われることなく、いかに信念を持ってその場その場でやるのかが問われていると提起されました。
 限られた時間の中で、よつ葉のお米をどうしていくかという議論までは話を進めることはできませんでした。それでも、よつ葉の年間予約米として各地の特色ある米作りを応援する取り組みに会員の皆さんから協力してもらっているように、お金で置き換えることのできない生命を繋いでいくものとしての食べもの、私たちの主食としてのお米を、農家に作ってもらい、そして秋に無事収穫できたら届けてもらって食べていく、そんな関係作りを人から人へ少しずつでも広げ、強くしていこうと思うのです。(よつば農産・深谷真己)

参加された生産者と会員さんの感想も掲載しています。あわせてお読みください。


被災された皆様に心からお見舞い申し上げます
東日本大震災被災生産者支援ご協力のお願い

 今回の地震発生に伴う未曾有の大惨事には言葉を失います。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 大災害の発生以来、被災された方々へ、出来る限りの支援をしようと私たちも考えてきました。急がれる支援で直接出来ることはほとんどありません。そこで、壊滅的な打撃を受けた生産者の再建を支援する準備を進めるのが一番良いのではないかと考えることにしました。再建には長い時間がかかることと思われます。その過程を物心両面から、少しでも応援していきたいと考え、今回の呼びかけをすることにしました。
 会員のみなさまのご協力をお願いする次第です。

 まだ、被害の拡大が収まっていない状況です。特に最悪の原発事故の発生は後々まで深刻な影響を及ぼします。大変心配です。チェルノブイリ原発事故のようなことにならないことを祈るばかりです。

 なお、詳細は別紙にてご案内しています。

関西よつ葉連絡会



『よつばつうしん』発行にあたって

 今月号より、新たに『よつばつうしん』を発行します。今まで、『ひこばえ通信』以外に、『関西よつ葉連絡会ニュース』を、主に生産側の課題・食の仕事を進めていく上での私たちの課題などを考え深め、事業活動に役立てようと編集してきましたが、それらをひとつにして発行します。
 新しい通信では生産・消費・それらをつなぐ流通(それらは元々はひとつのものでした)が抱える現状をお互いに理解し、それぞれの課題を共有し、その克服に努めながらより良い食のあり方を求めていく、そのために少しでも役立つ通信の発行を心がけていきます。
 食を取り巻く社会環境は私たちの願いとは反対に悪化の一途を辿りつつあります。一次の生産を疎かにする社会の趨勢は止まる兆しはありません。「先進国」といわれる国で、食の生産を大事にしない所は「日本」だけと言われるほどです。変な、特異な工業偏重社会ということなのでしょう。
 元気な一次の生産がない所に、良い食の在り方などあるわけがない!と思っています。
 新しい通信では皆様の生の声が充ちる議論の場、交流の場として作っていきたいと考えています。会員、生産者の皆様の積極的な紙面参加をお願いいたします。(よつばつうしん編集部 鈴木伸明)