巨大風車はいらない 海は海のままに
べにばな野草園 伊藤えりこ
山形県の遊佐町は美しい夕日が見える海と雄大な鳥海山に昔から守られてきた人口1万2千人あまりの町です。鳥海山の湧水や伏流水で田んぼや畑が営まれ、海は多種類の魚、貝、岩ガキが獲れ、川には毎年秋に鮭が上がってくる自然が豊かな町です。
しかし、その美しい海1キロの沖合いに、高さ270m(東京タワー並み)の巨大風車30基を建てる計画が進められています。2029年工事着工、2030年運転開始、開始から20年間巨大風車が海を占めるという予定のようです。
この巨大風車の問題点は
❶風車が発する超低周波音、航空塔の点滅による健康被害(頭痛、睡眠障害、めまい、耳鳴り…)
❷長く続いてきた海の歴史、素朴な遊佐町の眺望景観が破壊
(美しい夕日、鳥海山と一体の日本海の風景が失われる、
また遊佐町のどこからでも巨大な風車が見える景色になる)
❸海の生きものの生息地、海底湧水、潮流など、海洋環境への影響
❹海上ルートの渡り鳥たちが風車の羽にぶつかり落される危険性
❺20年間海を占有した後全て撤去できるのか?
全国各地の山や海に巨大風車が建てられようとしています。地元では使われない電力、都会で使う電力をなぜ地方で大きな犠牲を強いられて建てられねばならないのでしょうか? 自然に守られ、生かされている人間が利権のために山や海を壊し、様々な生きもの(人間も含めて)たちの命を破壊していくのは取り返しのつかない許されないことだと思います。
現在、隣の酒田沖にも計画されています。「鳥海山沖洋上風力発電を考える会」は定期的に学習会を開いています。また「山形県鳥海山沖の巨大風車はいらない 有志の会」は毎月第一第三日曜日に遊佐町内でスタンディングで反対を訴え署名活動を行っています。
海上風車の予想写真
阪神産直会員 山田奈緒
みんなでクレープづくり
(よつ葉連絡会事務局 荒岩美也子)
数カ月前、断捨離の提唱者である〝やましたひでこさん〟のお力を借りて、両親の部屋の断捨離をすることに。TV番組に姉が応募し、当たったのがきっかけ。
両親からすればありがた迷惑な話。「頼んだ覚えもないし、捨てるものなどない!」と、乗り気ではないまま撮影日がきてしまったといった状況。そこはさすがプロ! 多少強引なところもあったが、母が途中から乗ってきた♫。
「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を解放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。という〝やましたひでこさん〟の言葉通り心が開放され始めた。
全てのものを広げ選別していく両親の姿を見て、大切にしてきた「もの」と過ごしてきた2人の歴史を改めて知ることができる貴重な時間でもあった。
単なる「片付け」ではなかった…。そして断捨離のなかで残された大切な「もの(道具たち)」をいずれ引き継いで残していければと。そして、あと人生1/3? 1/2?(笑)を過ごしていくなかでのお買いもの、「しっかりと見極めて買おう! 衝動買いはしない!」と心のなかで誓ってみた。
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