水俣から未来を変える
からたち
大澤菜穂子さんと基夫さん、愛子さん(左より)
(大澤菜穂子)
一人ひとりの唯一無比の力
合同食品
大阪府豊中市:合同食品のお楽しみコロッケ(わくわく定期便 p.13)
自然な食に対して興味をもってもらいたいという想い。そして「食べたものが人の身体をつくり、心をつくる」をモットーに。食品添加物や農薬・化学肥料に頼らない自然な状態で育まれた材料で、子どもにも安心して食べてもらえる無添加コロッケをつくっている。
和田さん
父親の病気を機に、想定外のコロッケ業界に足を突っ込み始めた! というのが約22年前。元々、食にあまり関心のない人間でしたが、添加物を低減したコロッケの製造依頼をきっかけに、添加物のことを勉強し始め、日本の食の危うさを知ることになりました。「子どもたちにも本当に安心して、自信を持って食べてもらえるものをつくっていきたい!」それが食品メーカーの使命ではないかと強く思うようになりました。
コロッケがあるとき、私に語り掛けてきました。「我々、コロッケには確かに無限の可能性がある。あなたも全国のご当地コロッケを1200種類以上つくってきたことで体現してきたね。でもね、あなたたち一人ひとりも、この大宇宙で唯一無比の才能、能力、個性を持った無限の可能性がある存在なんだよ! 本来そのままで価値ある存在なの。そのことを忘れないで!」
そんなお告げ? もあり、私たち一人ひとりが安心して、持っている唯一無比の力を存分に発揮できる新しい時代を築いていける大きな力になりたいと思っています。今後の壮大な計画は2030年までに、食の安心一貫システムの構築と拡張。2035年、食と幸福のテーマパーク開園。2040年、楽土和平のテーマパーク開園。2045年、「Smile&Happiness」タワー建立。2060年、奉仕の循環で経済が回る仕組みの確立。2075年、全人類・生きとし生けるものがキラキラ輝いて生きていける世界の実現。2090年、 全地球環境の回復(この時私120歳(笑))。これらのことを実現するために、一生涯挑んでまいります。コロッケ、そして私たちには無限の可能性がある!!
(和田友宏)
TEL:070-8525-2845
「看取り士」ってご存じですか?
看取りステーション奈良「ほほえみ」
生まれてくるときに助産師がいるように、旅立つときには看取り士がいます。
人は生まれてきたら必ず旅立つ日がきます。死が敗北であるならば、私たちは敗北に向かって歩いていることになる。日本看取り士会の柴田久美子会長は、その手で多くの方を抱きしめて看取り、死は怖れや不安、恐怖ではなく、命のバトンを受け渡す尊い場であることを教えてくださいました。
父は13年前のお正月にお餅を詰まらせて突然亡くなりました。いつか旅立つ母を自宅で抱きしめて看取りたいと思い、看取り学講座を学び、奈良で初めての看取り士となったのが5年前のこと。その半年後、急なことでしたが、母は私の腕のなかで旅立ちました。
介護福祉士として、病院や施設で働いていたとき、多くの高齢者さまが「さみしい、家に帰りたい」と話されました。旅立つ方がいらしても寄り添うどころか、その方をしのぶ暇もない忙しい日常。コロナ禍では面会もできず、スタッフも接触をなるべく避けるなか、どんなにお寂しい日々かと思います。
「せめて最期くらいは自宅に連れて帰りたい、家族と一緒に過ごしたい、でも不安なので助けてください」とご相談が参ります。「大丈夫です。看取り士がいます。エンゼルチームのボランティアもいます。もう一人の家族としてともに支えさせていただきます」ご本人の尊厳を大切に看取りの作法をご家族に伝え、感謝の言葉を捧げてゆっくりと看取っていただきます。おひとりさまの場合は、看取り士が抱きしめて看取らせていただきます。息を引き取った瞬間だけにこだわらず、お身体の温かい間はそこにいます。耳は聞こえているので、ありがとうの言葉を捧げます。看取り士のいる看取りの場は、とても穏やかで温かです。
お看取りに後悔がある方も大丈夫です。看取り直しもできます。“死”について話すお茶会「カフェ看取り〜と」や看取り学講座、2泊3日の胎内体感研修もあります。また、ペットロスで苦しんでいる方もおられ、世のなかのニーズにお応えし、ペット看取り士も誕生しました。全ての人が最期のとき、愛されていると感じて旅立てますように…。祈りを込めて。
(奈良産直会員 乗本奈穂美)
乗本さんとお母さん
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