ひこばえ 志智裕司
南波さん
京滋会員 村上美和子
(ひこばえ 辻田浩司)
先日、職場で北欧の国エストニアについて話を聞く機会があった。TVで見た首都の印象的な町並み、豊かな自然、バルト三国のなかの一国という認識しかなかったが、電子国家と呼ばれるほどIT分野では先進的だということに驚いた。
IDナンバーを国民全員が所持しており、結婚と離婚以外、書類の手続きやサービスがほぼすべてオンラインで円滑に完結できる仕組みのようだ。15分で起業できたり、選挙もオンライン、税金の申告、不動産売買、内閣のデジタル化まで…。もちろんセキュリティも万全で、国民がこのシステムを信頼しているんだということもうかがえました。日本のマイナンバー制度はこれを参考にしているようですが、エストニアのものとは考え方も仕組みも違ったものになっているとのこと。
日本政府は2024年秋にマイナンバーカードを原則義務化すると表明した。紙などで保険証はなくなり、カードに一体化される。運転免許証も一体化される方向で、カード機能を搭載するスマホも開発されるようだ。便利にはなるかもしれない、国としての運用例もあるが、私たちの個人情報は本当に守られるのか? 漏えいする心配はないのか? 政府には、まずきちんと説明をしてほしい。
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