閉校を利用した仕込み蔵
日東醸造
蜷川さん
(蜷川洋一)
素人ばかりの小麦づくり
本村製麺工場
長崎県南島原市:島原手延そうめん旭(Life360号 p.31)
技術を受け継ぎ、次につなげ、つくるべきと考えるおいしいそうめんを残していくこと。島原そうめん発祥の地で、小麦栽培から製麺までを一貫して行い、原料も島原産にこだわった「Made in shimabara」のそうめんをつくり続けている。
本村さん
雲仙普賢岳の麓の南島原市で製麺業を営んでおります。家族だけの小さなコウバです。私は素麵に使う小麦粉を自分で栽培しています。今年で17年になります。どうして小麦粉をつくり始めたか。それはある人から「素麺に使う小麦粉は何処産ですか、島原素麺なのに島原産ではないのですか?」という質問をされたのがきっかけです。
それまで、島原産の小麦粉を使うという発想は全くありませんでした。小麦粉は製粉会社から仕入れたものでつくるのが当たり前だと思っていました。しかし、島原産の小麦粉を使うからこそ島原素麺といえるのではないか。祖父が生前、「製麺業を始めた頃は地元の農家さんから小麦を買って自宅でひいて麺にしていた。」と言っていたことを思い出しました。
しかし、どこにもつくってくれる農家さんは見つからず、結局、自分でつくることになりました。最初はつくり方も全く分からず、後輩の農家さんに手伝ってもらいながらのスタートでした。しかし、小麦づくりは全くの素人。まず、種まき、どうするの? 麦踏み? なにそれ? 踏んでいいと? こんな感じで、毎年といっていいほど、壁にぶち当たりました。でも、いろんな方を巻き込んで、何とか今まで続けています。
また、3年前から素麺屋だけでなく、農家さんやレストラン経営者、たこ焼き屋さんなどの新しい仲間たちと小麦づくりをしています。もちろん皆さん、できた小麦粉をそれぞれの事業所で使っています。最近は新たに他の品種にもチャレンジしています。正直に言うと素麺をつくる傍ら、小麦粉をつくるというのは、しんどいです。でも、素麺を食べたお客さんから「おいしかった」などと言葉をかけていただくと、それが励みになり頑張って続けていこうと思えます。これからも皆さまの応援をよろしくお願いいたします。
(本村幸雄)
歩けて食べられるのが一番
幸森 友(淀川産直)
2年前の3月20日、受験生のいるわが家はピリピリムード。コロナで休校、在宅ワーク。1人の時間がない。このままでは良くないと始めたのがウォーキング。
毎日1時間、夕方に河川敷を散歩したことが筋活の始まりでした。まずは形から入るタイプなので上等なウォーキングシューズ(25センチなのでセールで残りがち)とライトを手に入れ、今では約2時間身体を動かしています。軽い気持ちで始めたのですが、効率良く効果を上げるため、インターバル歩行にたどり着き河川敷の小さい橋10本をソフトとハードを繰り返しながら歩いています。緩急があっても同じ効果なので人間観察をしながら歩いています。寝袋に入ってテレビ電話でお酒を飲む女子、忍者修行、川に向かって民族衣装で太鼓を打ち鳴らす女子、最近では堤防から落下した車など変わり種は日記が綴れるほどです。
歩き方もレベルアップさせV字型に。かかとは一直線、足先は外に向けて膝は擦り合わせるように内側の筋肉を意識しながら歩いています。機械で測定したり、講義に参加したり、学びは意外とあるので自分磨きと思いチャレンジしています。
やりだすと止まらないので靴底に穴があくレベル。毎日同じルートは飽きるので乗りものと組み合わせて楽しんでいます。
車ならショッピングをしてヒールで疲れた脚を手ぶら銭湯で癒します。大阪市内は安くてユニークな銭湯に入れるのでオススメです。自転車ならお弁当と本を持参して、片道1時間かけて桜のきれいな八幡の背割提で半日過ごす。始発のバスと電車に乗り約1万歩の稲荷神社を目指します。千本鳥居はビルの高さで55階分の階段。着替えて遅めのモーニングを食べました。
久しぶりのママ友とは造幣局の桜の通り抜けと大阪城をウォーキングしたことがきっかけでニュースポーツ教室に通っています。ピックルボールは打ち返す音がスカッとします。ファミリーバトミントン、オリンピック競技のボッチャなどうまい人に褒めてもらい、良い気分。もちろん行き帰りはウォーキング。長生きするなら歩けて食べられるのが一番。筋活ポイントで未来が明るくなるように。よつ葉ウォーキングなんて企画があっても良いですね。
(注1)「さっさか歩き」と「ゆっくり歩き」を数分間ずつ交互に繰り返すウォーキング法。 筋肉に負荷をかける「さっさか歩き」と、負荷の少ない「ゆっくり歩き」を合わせることで、筋力・持久力を無理なく向上させることができるうえ、骨密度の増加や生活習慣病リスクの改善などにも効果があります。
(注2)ニュースポーツとは、20世紀後半以降に新しく考案・紹介されたスポーツ群をいう。1979年に最初に用いられた和製英語で、その数は数十種類におよぶ。軽スポーツ、やわらかいスポーツ、レクリエーションスポーツとも呼ばれる。
愛用のアイテム
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