新型コロナウイルスのパンデミックにさらされた現在になって思うことは、近年の花粉症のまん延について私たちはもっと深刻に考えるべきだったということです。
アレルギーは一般に「免疫の過剰反応」と言われます。攻撃しなくともよいタンパク質に反応して攻撃するから過剰だと言うのでしょうが、攻撃しなくともよいものを攻撃するということは、攻撃しなければいけないもの(例えば今回のような新型コロナウイルス)を攻撃しないこととウラと表の関係にあるわけで「免疫不全」と捉えるべきです。感染しているのに症状がないのは免疫が働いていないからです。
戦時中にスギを増やしたことがスギ花粉の増加につながり、ひいては花粉症の増加につながったなどとまことしやかに言われましたが、いかなるアレルギーもアレルギー物質が増えたことが原因ではありません。反応する側に問題があるのです。あるいはそれまで何ともなかったのに、ある年から急に花粉症になることに対してまるで人それぞれに許容量があるような見方もありましたが、これも間違いでその人の免疫が不全になったからで、食生活はどうか、疲労は? ストレスはどうか、そちらを反省しなければなりません。ただし、一度花粉症になると花粉の抗体ができてしまい、(しかもこの抗体は非常に長持ちをするようで)以後は毎年発症を繰り返します。
免疫力を高めるには「きちんと食べて、きちんと暮らす」ことです。食事のポイントは①発酵食品と②食物繊維を摂ることです。具だくさんの味噌汁は一挙両得です。これが腸内細菌そう(腸内フローラ)を豊かにし、免疫力を高めます。アベ元首相が自己免疫疾患の潰瘍性大腸炎を克服したのは免疫力の高い人の腸内細菌を丸ごと移植したからでした。(うまい話まずい話(その69))みんながみんなこの治療を受けられればいいのですがクルマ一台分の費用がかかるそうです。前回の退陣もこの病気が再発したことにしていますが、その後の「活躍」ぶりをみると、どうもウソだったようです。
次に暮らしの方ですが、疲労をためないこと、ストレスをためないことが大事です。できることなら規則正しく、ゆったりと暮らすことです。パソコンやスマホなどのコンピューターが身近になったことで、私たちはせきたてられて生きています。すこし距離をおいた方がいいと思います。長い間ご愛読ありがとうございました。
よつばつうしん9月号の表紙で掲載された「よつ葉の野菜づくり教室」。今年の教室は10/24で無事終了となりました。コロナウイルス感染拡大の影響で、高槻教室はお休みになってしまいましたが、能勢教室は6月からの遅れてのスタートでした。
5カ月間と短い間でしたが、毎週日曜日の教室では、土づくりから除草作業、マルチ張り。白菜や菜の花の播種、サニーレタスの定植。ピーマンやおくらの収穫、丸ズッキーニの種とり、稲刈りや稲わら回収まであって、その内容は盛りだくさん。初回の授業で種をまいた黒枝豆も、定植や摘芯の作業を経て10月に収穫をむかえました。
参加された方からは「野菜づくりされている農家さんのご苦労を知り、何とか収穫できた野菜のありがたみを感じ、いろいろ勉強になった充実の5カ月間でした」「温かいつながりに感謝です。早くも能勢ロスになりそう」「これからも野菜づくり、土いじりを少しずつ続けていきたい」との感想をいただきました。来年も開催したいと思っておりますので興味のある方はぜひご参加ください。
(よつば農産 笹川浩子)
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