東京に出された4回目の緊急事態宣言。期間は8月22日までですから、東京オリンピックは「緊急事態」の下で行われているわけです。
だいぶ前になりますが、事前合宿のために来日したウガンダ選手団9人のうち2人が陽性であることが判明しました。彼らはいずれもワクチン接種を済ませていたそうです。しかも2人のうち1人は、空港でのPCR検査では陰性だったのに、合宿先の泉佐野市に着いてから陽性になっています。さらに、別の選手は空港の検査で陽性だったために空港近くで療養後、泉佐野市に合流、2日間は陰性だったにもかかわらず、3日目にまたも陽性になりました。ワクチンの問題なのか、PCR検査の問題なのか。
ウガンダ選手団の他にも、セルビア選手団、フランスやエジプト他、4カ国の選手団からも続々と陽性者が見つかっています。「復興五輪」から「コロナに打ち勝った証としての五輪」へとお題目が変わり、ついに「安心・安全な五輪」と言っていますが、それすら無理だと思います。
朝日新聞の番組欄のコラムで島崎今日子さんは、オリンピック村では飲酒が認められ、浮世絵が描かれたコンドームが選手たちに配られるということを書いています。選手たちを「バブル」の中に閉じ込めるようですが、選手たちの世話をするためのボランティアはバブルの内と外を行ったり来たりするわけです。
IOCのコーツ調整委員長は、5月21日の時点で早々と「緊急事態宣言下でも開催は可能か」と問われ「明確にイエス」と応じています。またパウンド委員は、「アルマゲドン(最終戦争)に見舞われない限り、東京五輪は計画通りに開かれる」と発言しています。キリスト教徒にとってアルマゲドンは終末を意味しますから、さすがに世の中が終わったら五輪はできません。またワシントンポスト紙はバッハ会長に対して「ぼったくり男爵」の称号を贈っています。
これらIOCの貴族たちからすれば、菅首相などは植民地の行政長官ぐらいなのでしょう。また彼らからはアジア人蔑視すら垣間見えます。そして彼らのスポンサーであるアメリカのテレビ局は「無観客の五輪」を歓迎しているそうです。その方が視聴率が上がるからです。菅首相も「何としても開催すれば、みんなテレビにかじりついて興奮して、その結果、私の支持率も上がる」と考えてるみたいです。
辻本さん
本紙の編集作業の実務をするようになって数カ月になります。それまでは関心ある記事を中心に読む程度でした。今は校正をし、字数調整をして、レイアウトを作ってまた校正をする。実際、憶えるまではいきませんが、何度も読み返します。
そうすると今まで見たことのなかった『よつばつうしん』紙面のトータル的な像のようなものが見えてくるようになりました。そこにあるのは多様な紙面構成であるように思います。おカタい文もあり、日常のつぶやきのようなユルいものもあり…。それは会員さん、生産者、配送員など、違った立場のひとが集う場所としてふさわしいような気がしています。それ自体がよつ葉らしくもあるような…。
お問い合せ:0120-81-3378SNSの普及により、紙のものが読まれなくなっているといいます。ぼくも古い人間なのか、こうして編集作業に携わっていると、やはり物として残ってくれないともったいない気がしてしまいます。好きな、または必要な情報だけをプリントして、読んだら捨てる、ということでもないように思います。「視点論点」などの感想もお待ちしていますので、どうぞ『よつばつうしん』にご参加ください。
(事務局 矢板進)
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