『きちんと「食べる」、きちんと「暮らす」』
あらためて知る よつ葉のこと
関西よつ葉連絡会のことを正面から取材していただいた書籍=『きちんと「食べる」、きちんと「暮らす」』。読んだ方から、「面白かった」「よつ葉のことがやっとよく分かった」などの感想をいただいて嬉しかったのですが、さらに農家一軒ずつに本を配布された農家団体や、社内で回し読みしている生産者がおられると聞いてビックリ。本当にありがたいことだと感謝です。この本をきっかけに、生産者、会員、そしてよつ葉職員、それぞれの思いやりが少しでも広がるといいな、と思っています。
関西よつ葉連絡会 福井浩
会員から 生産者と消費者 両方の視線で
私は常に「食べもの」は安全でおいしく、そして誰かと共に食事を楽しむことで心を豊かにするものだと思っております。
「関西よつ葉連絡会」については、以前から存じ上げていたのですが、このたび知人から本をお送りいただき、拝読しました。植物は太陽の光と水、二酸化炭素などで自ら栄養を作り出すことはできますが、私たち人間は光合成して炭水化物を作ることはできないし、また魚や豚や牛などの動物や本来はその子のためにある乳からタンパク質やミネラルなどの命をいただいています。
このようなことを考えながら販売ばかりでなく生産や流通まで消費者の立場に立って活動されていることに感銘し、私も入会いたしました。早速、日本の牛乳や豆腐、お肉などの食材や調味料はもちろん、こだわりのイタリアのチーズやワインもおいしくいただいています。
毎週、商品が届くのを楽しみにしていますので、これからも生産者と消費者の両方の視線で安全でおいしい食材を届けてください。
(大阪会員 日野元子)
生産者から フットワークの軽さに驚き
私たち「からたち」は関西よつ葉連絡会(以後よつ葉)とは父母の時代(反農連)からのお付き合いになりますが、恥ずかしながらこの本を読むまでよつ葉のこれまでの歩みや取り組みの詳細までは知りませんでした。
一番感心したのは産直センターとそこで働く配送員の役割でした。以前、私たちが生産する甘夏みかんが大豊作でさばけずに困っていると、噂を聞きつけた産直センターの方から連絡があり、直接甘夏みかんを引き取り、販売し助けていただいたケースもありました。感謝の想いと同時にあのフットワークの軽さに驚きました。そしてその産直センターで働く配送員さんの存在もよつ葉にとって必要不可欠な存在だと思いました。ただ商品を届けて終わりではなく、商品の説明やセールス、ちょっとしたお手伝い、そしてクレームまで引き受けていることには大変驚きました。
昨今SNSやリモートが広がり、直接顔と顔を合わせてコミュニケーションする機会が少なく(ましてやコロナ禍の中)、今後は配送員と会員とのつながりがますます大切になるかと思いました。私たち生産者と消費者の間には商品や想いをつなぐ方たちが多くいます。そして、そのつなぐ最前線にいるのが配送員の方々だと改めて感じました。
私たち、生産者側として今まで以上にきちんと「生産する」という意味をしっかり考えていこうと思えるきっかけとなった一冊になりました。ありがとうございました。
(からたち 大澤基夫)
職員から 人の温かさ、つながりの魅力
関西よつ葉連絡会は、一つ一つが独立した会社で、社員は1社5名~20名程度と規模はさまざまです。横のつながりが強いよつ葉でも、日々の中で直接会える人は限られています。同じグループで働いているので、各社の業務内容は知っていても、そこで働く職員が何を考えて仕事をしているか、までは知りませんでした。
本を読んで思うのは、どこの職場であっても、役職に関係なく自分の仕事に誇りをもち、こだわりと高い志をもった人たちがたくさんいるということ。この本にはよつ葉の各所で働いている職員の日々の仕事のこと、こだわり、苦労、喜びがたくさん書いてあります。読んでいると「自分も頑張らねば」、「負けてられないな」と熱い気持ちになります。
入社3年目になりますが、いまだに経験も勉強も不足しています。これから勉強会や研修に積極的に参加して、よつ葉のことも含めてもっと勉強したいと思います。
よつ葉はとても魅力的なところです。人の温かさ、つながりや縁を強く感じます。会員歴の長い、短い、入会の経緯は人それぞれかと思いますが、もっとよつ葉のことを知って、よつ葉の存在を身近に感じてほしいです。
営業になってしまいますが、会員、生産者、よつ葉と関わりのある方には、一度はこの本を読んでほしいです。よつ葉の歴史から日常のことまで、よつ葉のことがわかりやすくまとめられています。
(よつば農産 柴田武瑠)
『きちんと「食べる」、きちんと「暮らす」』
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