
ひろげよう よつ葉の輪
新型コロナウイルスによる感染拡大が続いています。イベントなど出会いの機会が減ったにもかかわらず、お問い合わせは増えるという、よつ葉にとって、これまで経験したことのない春となりました。宅配を頼りにしてくださるたくさんの声に、ご自宅まで「安心」をお届けする私たちの事業の社会的役割の大きさを痛感しています。このつながりの輪をもっと広げて、互いの暮らしを支え合う力をさらに大きくし、この難局をともに乗り越えていきましょう。よつ葉の各所と会員さんからのご協力のお願いです。(編集部・下村俊彦)
みんなで『ふつう』を取り戻そう
みなさん、お元気でお過ごしでしょうか。この原稿を書いている今、世界がかつてないほど窮屈になっています。私たちにできることはきっと『ふつう』にすることです。なぜか、それは『ふつう』でないことが普通のような顔をしてこの世界を覆ってしまっているからです。日々、おいしい食事をとり、しっかり働き、よく眠る。そんなふつうを取り戻したい。私たちよつ葉が会員のみなさんに身近なところで作られたおいしい食べものをお届けすることが、ひとつの答えだと考えます。
そしてできる事なら、少しずつその輪を広げていきたい。難しく考えずに、おいしいものを食べた時においしかったよと周りの人に伝えましょう。うまく伝われば、きっと周りの人も伝える側に加わってくれるでしょう。でも、上手にやろうなんて思わなくても構いません。繰り返し繰り返し続けてさえいけば、きっと私たちの考える『ふつう』がもどってくると思いませんか。今すぐ、100%なんて思わずに、ずっと先でもいいから一緒に進んでいきましょう。
(高槻生協・大久保 亨)
配送員とのやりとりも楽しみ
私はこの十数年間に宅配サービスを9社利用しました。最終的に昨年、よつ葉さんオンリーとなりました。
なぜよつ葉さんに落ち着いたのか…自然食品を玄関先まで配送料無料で持ってきてくれる会社は他になく、契約した頃(9年前)、お豆腐一丁をニコニコ持ってきてくれる配送員さんに感動しました。そしてその自社工場のお豆腐のおいしいこと! 無添加のウィンナーやハムもおいしい!
担当配送員さんが、自社スタッフであることも珍しく、自社のこと、扱う商品のこと、よく勉強されています。また、私自身7年前に長女を授かり、産前産後、私の体調を気にしてくださる優しい配送員さんとのやりとり、家に子育て缶詰め状態のとき、『ライフ』を見て妄想&週一回安心安全な物が届く嬉しさ、よつ葉さんはとてもありがたい存在でした。
そして今、新型コロナで休校になっても、安心安全でおいしいご飯やおやつを家に満たせるのも、よつ葉さんのおかげ。スーパーに行かなくても、よつ葉さんが私の代わりに貯蔵・備蓄してくださっている感覚、安心感に改めて感謝しています。
(阪和会員・上野直美)
自信をもっておすすめしています
自分が働いている会社のものをゴリゴリ宣伝ばっかりするのもなぁと思っていた時期もあるのですが、営業の仕事をしていた時「自分が自信をもって良いと言えるものを営業する仕事がしたいんです!」と啖呵を切って会社を辞めたことを思い出し「よつ葉は自信をもっておすすめできるんだから何を躊躇してるんだ自分!」と最近は会う人ごとに「よつ葉って知ってます?」とまずは知ってもらうことからをモットーに紹介しています。
この前、有給で在宅していたとき、目と鼻の先のお宅によつ葉のトラックが止まっていました。あのお宅もよつ葉の会員さんなんだ!と妙にうれしく、やる気になりました。それからSNS上で発信すると意外な人から「よつ葉の会員です。野菜が新鮮で妻が喜んでいます」、「菜種油だけのつもりで始めたのに、もうすっかりどっぷりです」など嬉しいコメントをもらうこともあり、これも励みになっています。
こんなつながりがもっと広がるといいなぁと思っています。ぜひみなさんのお力をかしてください。
(ひこばえ・吉田理恵)
能勢の畑で楽しい企画考案中
いつもより早めの満開を迎えている農場の桜が示すように、タケノコ、ワラビ、タラの芽などの山菜の目覚めも、例年よりは約1週間早く思えます。「大阪のてっぺん」といわれる能勢地区では、4月になっても朝はマイナスの日があり三寒四温という言葉がぴったりの今日この頃です。
農家にとっては、やはり春はうれしい予感で勢いづきます。草樹の芽吹きを感じ、目にするとあれもしなくちゃ、これもやっとかな!と急に忙しくなってきます。
北摂協同農場では今季の作付けの中で会員の皆さんと気軽に畑で過ごしたいとさまざまな企画を考えています。日帰りで来られる身近な産地として、また地場野菜を担う一つの産地として多くの方にお越しいただきたいと考えています。
「落花生を育てよう!」「稲作に挑戦!」「加工トマトの収穫体験」恒例「トマトコンテスト」「さつま芋ほり」などなど体験から真剣援農までいろいろと企画を練っています。最大のポイントは皆さんにたぁ~くさんの参加をいただくことです。畑で待ってまーす!!
(北摂協同農場・安原貴美代)

自社スタッフがお届けしています
CONTENTS
2面~3面 生産者紹介/ひとこと言わせて
4面 会員活動紹介/つれづれに
5面 視点論点・気候変動問題 斎藤幸平さん
6面 うまい話まずい話/ぼくは言いたい
*6月号も6面でお届けします。「視点論点」は藤原辰史さんにパンデミックについての解説記事をお願いしました。イベントや集会の報告記事を載せて8面でお届けできる日が早く来ることを願っています。