【手作り味噌教室】で味噌作りにチャレンジ
手前味噌が我が家の味に
主催・よつば農産
私たち日本人の食生活に欠かせないお味噌。疲れた時や胃の調子がイマイチな時には、私はお味噌汁でほっこりなんてこともよくあります。そんなお味噌を自分で作ってみよう!ということで、1月25日(土)に手作りみそ教室を行いました。
みそ作り歴うん十年になる地場農家の久保富美子さんに講師をお願いし、もう15年以上になります。当日は17名の会員さんが参加し、久保さんから注意点を聞きながらみそ作りに挑戦しました。
まず、手で大豆を潰していきます。ちょっとした力仕事ですが、子どもたちもせっせと潰していました。ある程度ペースト状になったら、その煮大豆に麹と塩を混ぜて、耳たぶくらいの弾力になるまで煮汁を足しながらこねていきます
次に、樽の内側を焼酎で消毒し、樽の内側上半分程度をラップで加工したら、そのこねた塊を握りこぶし程度のみそ玉にして、空気が入らないように樽に投げつけていきます。もちろん、樽の外へ投げつけたらアウトですので、思いっきりかつ慎重さが求められます。勢いよく投げつける〝ペシッ〟というみそ玉の音と、〝あ~〟という悲鳴が入り混じるのはお決まりの光景となっています。
そして最後は、投げつけたみそ玉を空気が入らないように手で押さえつけて平らに整え、塩を少々ふって、加工したラップを内側に折りたたんで密封します。その上に、重しがわりに袋に入れた塩を800g程度上に載せて蓋をして、虫やホコリ避けに新聞で覆って封をしたら完成です。
会員さんからは〝楽しかった~〟や〝早く味噌汁食べた~い〟などの声が聞かれました。また、講師の久保さんも、「私もいつも楽しみにしているので、元気なうちはまだまだ頑張るよ!」と言っていました。
意外と簡単なみそ作りですが、食べられるまでには半年以上寝かせる必要がありますので、それまではしばしの間我慢です。でも自分で仕込んだ「手前味噌」は、どこのお味噌よりもおいしいこと間違いなしでしょう。毎年応募者が多数なので倍率は高いですが、来年も皆さんからのご応募をお待ちしております。
(よつば農産・横井隆之)

1月25日(土)よつ葉ビル。講師は樫田の久保さん

【第8回】貨幣の謎を問う(3)
ビットコインなどの仮想通貨が誕生する時代となっています。仮想通貨は法定通貨と区別するために、仮想といわれるのでしょうが、取引を迅速、かつ低コストで行う。その通貨の発行に費用がかからないこと、貯蓄機能を持つ、などの機能を果たすものであれば、私たち庶民にとって何の問題もない通貨です。問題だと考えるのは、現行通貨を発行する権限を持つ国側にあるのです。
ビットコインも当初はかなり問題視されました。最近では、フェイスブックが通貨の発行を計画していることが、各国の中央銀行の間で大問題となっています。世界的に国境を越えて流通したら、法定通貨の存在が危うくなり、国の支配力は確実に低下するからです。貨幣は権力なのです。その権力をだれが握るのかが政治にとっては最大の関心事となるのです。
通貨(貨幣)はもともと人の観念が作り出したものです。観念を形にしないと貨幣になりませんから、貨幣材料が必要です。そして、その材料は何でもよいのです。さしずめ、電子マネーの材料は電気ということになるのでしょう。
貨幣の発明は人々の活動を活発化させました。ギリシャ文化には銀貨があり、ローマ帝国が成立したのも金貨の存在がありました。イタリアのルネッサンスと呼ばれた時期にはメディチ家による貨幣の発行がありました。平家の時代は大量輸入した宋銭の存在が一時期栄華をもたらしました。ほんの一部の例ですが、文化が花開いた時代には必ず充分な貨幣供給がありました。貨幣の存在なくしては活発な人の活動はないことになります。
半面、貨幣は誕生以来その性格を変えていないため、人々を分断し、対立させ、争わせる。不公平を産む社会的な土台でもあります。必然的に貧富の差を作り出すのです。
公正な社会を作るには貨幣の性格を変えるしかないのです。そのためには、貨幣の機能の内、貯蓄機能の結果生ずる貨幣の優位性をなくし、モノと対等な関係にすること。モノの価値が劣化するのなら、貨幣も劣化させよ、ということです。

要するに京滋産直は居心地がいい
皆さんこんにちは。京滋産直の山田と申します。入社してから早いもので、6年が経とうとしています。
よつ葉に入ってから1年がとても早く感じて、今まで職を転々としていて、なかなか続かず、3年が最長記録だったのにただいま記録を更新しております(何を成したわけでもないですが〈笑〉)。
なんで今ここまで辞めずに続けられているのかと考えた時に、生活のためというのはもちろんあるんですが、なんやかんや言うても楽しく自由にやらせてもらっていることと、一緒に働く人たちが大きいのかなと思いました。
僕は子どもの頃からずっと絵を描くのが好きで、専門の学校まで行って漫画家を目指していたのですが、結局挫折して関係ある仕事には一切就かず、結婚して、子どもも生まれ、絵を描くことから遠のいてしまっていたんですが、よつ葉に入ってからちょくちょく挿し絵やらPOPなんかを描かせてもらったりして、仕事の中でこんな事をさせてもらえるとは思っていなかったので、感謝しています。
また、描いた絵を会員さんが見てくれて、ちょっとした話のネタになるので喋り下手な僕にとってはとてもありがたいです。
一緒に働く仲間も個性豊かで、バラバラな職種経験者の集まりなんですが、そこがまた魅力的でもあり、そんな個性ダダ漏れ産直で、趣味も仕事もPlus Ultra(さらに向こうへ)でこれからも長く続けていけたらと思います。
(京滋産直・山田太介)