
菓歩菓歩

菓歩菓歩の考える、食べること。顔の見えるつながりを大事にした素材選びが「おいしさ」に変わる。オーガニックだから健康になるのではなく、有機栽培を通じた自然との共有を選ぶと、自然に近い「おいしさ」があり、体も心も健やかになってゆくのだと考えています。菓歩菓歩は今年で20周年を迎えます。皆さまの応援をいただき、ここまでくることができました。これからもさらにおいしいお菓子を一丸となって作り続けていきたいと思います。
(石橋香織)
まるは油脂化学

あけましておめでとうございます。七色お風呂の石けんのまるは油脂化学です。創業から88年を迎えますが、使いやすく、気持ちよくお使いいただける石けんづくりのため、原料選定、製法にこだわり続けています。敏感肌であるための肌トラブルがあっても、肌に無理なくご利用いただけるように、さらに研究してまいります。よろしくお願いします。
(林 竜馬)
ニッコー

昨年は本社工場や自社畑がある神奈川県に大型台風が2回来るなど、とても大変な年でしたが、なんとか新年を迎えることできました。今年も食にまつわる環境はさらに厳しくなります。遺伝子組み換え食品に加え、ゲノム編集食品が日本の一般家庭にも浸透しようとしています。素材を大切にする我々にとっても大変大きな問題で、危機感を感じております。私たちは、どんな状況でも方針をブレさせずに今年も進んでまいります。
(山崎隆志)
エチゴビール

今年、エチゴビールは創業25周年を迎えます。欧州で演劇家をしていた創業者が現地で豊かなビール文化を体験し、これを日本に広めたいと考えたのが、エチゴビールの起点。私たちはこの志を忘れず、ビールという舞台で夢を語り、生き生きと演じる役者でありたいと願っています。そして、皆さまのドラマを精一杯応援したいと思っています。今年もよろしくお願いいたします。
(別所弘章)
金子製麺

今年の感謝を込めて変わらない、変わらないで守り伝えること。それは歴史から学んだ本物にだけ許された唯一のこと。日本の歴史が生んだ食に携わるものとして、それを伝えていく。本物の味を残していく。そして広げていく。それには、本物を作るという体験。本物をより多くの人に食していただくということだと思っております。また時代に合った私たちにできることを常に模索し、その時代の今を知ることから本物を理解していただきたいと思っております。
(金子貴司)
長有研

平成が終わって令和となりました。長有研も、昭和58(1983)年に長崎有機農業研究会を、平成3(1991)年には株式会社長有研を設立し、研究会としては38年目、会社としては29年目を迎えます。初代生産者も高齢となり、次世代に引継ぎが終了した人、これから引き継ぐ人さまざまです。また新規就農も二人増え、次の時代に向けて取り組んでいます。
ここ数年、地球温暖化が進み台風など自然災害が増え、農業を営むうえで不安なことばかりですが、これからも安心安全はもちろんのこと、おいしい野菜・果物を会員全員、身を引き締めて作っていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
(酒井武信)
パパヤソース(大洋産業)

素材を丸ごと活かした、40年間続く独自の製法でソースづくりをしておりますパパヤソースです。「より良い原料、製法でもっとおいしいものを作りたい。良い野菜から良いソースができる」この考えを追求した、化学調味料や甘味料、香料、着色料、保存料などを使わないソースづくり。そして皆さまに「おいしく、安心な」商品をお届けしたいという思いを大切に、今後も取り組んでいきます。
(岩井健一)
クックたかくら

新たな年が明けても、綺麗な水が流れる川の近くで季節の移り変わりを見つめながら、こじんまりと手間暇かけて総菜を作っています。よつ葉を通じて会員の皆さまとつながりができて十数年が経ちますが、これからも体にやさしい食べものを一人でも多くの方々に届けられるよう、もちろん無添加で、手作業にこだわって作り続けますので今後ともよろしくお願い致します。なお、今年は新工場建設に向けて邁進いたします。
(高倉正雄)
べにばな野草園

べにばな野草園は、1986年に大阪府能勢町の休耕田で薬草を育てていた、平和運動家でもある故関久子さんとの出会いから始まりました。畑での栽培の仕方や山野の薬草を教えてもらいながら、いつしか野草茶を作るようになり、能勢町で15年、山形県酒田に帰郷して今年で18年目。天日乾燥で野草の味や効能をそのまま生かしたお茶と野草水を、女二人で細々ながら作り続けていきたいと思います。
(伊藤えりこ)
山田製油

新年あけましておめでとうございます。
昨年、新感覚のごま油「エキストラバージンごま油」を新発売しました。その一番絞り後に残った胡麻の可食部分に着目して、菓子類やふりかけなどに生かしましたが、これは食品ロス削減に少しでも貢献したいという思いも込めています。これからの企業経営は、自社の利益を優先するのではなく、環境負荷の低減にも取り組む必要があり、「世のため、人のための食品を作り、多くの人に食べてもらう」をより高いレベルで達成できるよう、今年も精進いたします。
(武市裕子)
山 清

小豆が高騰した昨年でしたがなんとか乗り切れた一年でした。
私たちがつくる餡は「昔ながらのおばあちゃんの餡」を目指しています。どこか懐かしい、また食べたくなる餡。そのためにも原材料を厳選し、人工甘味料や添加物に頼らず砂糖だけ(砂糖も極力減らすことを目指しています)で甘みを出した、よりシンプルな製法にこだわっています。小豆本来の風味が活きたこだわりの餡を、末永く皆さんに楽しんでいただけるよう、伝統を守り続けていきたいです。今年もよろしくお願い致します。
(浪越豊仁)
摂丹百姓つなぎの会

大阪の能勢町・高槻市、京都の亀岡市別院町・日吉町胡麻の4地区の生産者で地場野菜を盛り上げようと日々奮闘しています。昨年11月には研修・交流会を開催し、意義や考えなどについて、生産者同士で改めて共有する良い時間を持ちました。また川柳コーナーには“シカのアホ! 食い逃げしたな食うてやる~”という一句も寄せられ、獣害・天候・災害など日々さまざまな出来事があるなかで、それでも生産者が畑に出て栽培に励んでいる様子が思い浮かび、思いを前に進めることができました。
新しい一年も自慢の地場野菜をお届けできるよう取り組みます。どうぞ応援よろしくお願いします。
(高槻地場農産組合 早瀬弓夏)
くまもと有機の会

新年あけましておめでとうございます。去年は例年になく米が不作でした。米というのは農家の基本給のようなもので、良いものが多く取れれば顔がニコニコ、そうじゃなければ…という感じです。しかし時間はどんどん進んでいきます。
米がだめなら人参、里芋でと日々おいしいものをお届けできるよう、土づくりに精を出しています。今の農業は日々進歩しており、今まで経験や勘でやってきた事も科学的に根拠が証明されてきています。しかし自然が相手なので一筋縄ではいきません。今年も経験×科学でがんばりますのでよろしくお願い致します。
(上田潤一郎)
かごしま有機生産組合

関西から鹿児島に来て有機農業を始めて10年になります。がむしゃらに、いかに上手にできるかだけを考えてやってきました。自分が今こうして有機農業という世界で生きていられるのは、日本でまだ有機農業のことがあまり知られていない時代からその道無き道を作りながら少しずつ前に進んでこられた多くの方たち、大先輩のお陰であります。これからは食育で子どもたちに食に対する正しい知識と有機農業の大切さを教えれば、お子さんたちの家庭で作る食事もきっと変わると思います。
(中間順広)
土佐佐賀産直

なんと一年が過ぎるのが早いこと! 一昨年ベトナムから研修生を受け入れたばかりだと思っていると、二期生が入ってきたのも昨年。現在4人の研修生を含め13名、育休中1名で頑張っております。研修生はみんな明るく陽気で、社内の雰囲気もさらに明るくなりました。職場で笑い声を聞くと、自然と笑顔になりほっとします。
相変わらず不安定な漁模様ですが、さんちょくは変わらず、その時水揚げされたものをありがたくいただき、皆さんへお届けしていきます。
(浜町明恵)
高生連

高知の高生連です。よつ葉さんには米や野菜、米粉など幅広く取り扱っていただいています。
2019年も天候不良に悩まされました。前年も高知は米が不作だったのですが、19年はそれに輪を掛けて収量が少なかったです。加えて生産者の高齢化も進んでいます。「高知でこれからも農産物の生産はできるのか、農地は維持できるのか」を現場レベルでシビアに感じています。
一方で希望も持っています。これからの時代、いっそう大事になるのは「人と人とのつながり」だと思っています。これまで接点が無かっただけで、まだまだ高知には意欲的な生産者がたくさんいます。2020年はもっとこちらから出て行って新しい関係・つながりを作って深めていきたいと考えています。そうしてよつ葉の会員さんに、これまで以上に安定して高知の米や野菜をお届けできるような体制を作っていきたいと思います。本年も高生連の米や野菜をよろしくお願いします。
(星川茂博)
やさか共同農場

やさか共同農場は島根県の人口約1200人の小さな農村、弥栄町にあります。信号・コンビニはありませんが、自然豊かな地域です。気が付くと弥栄に入村して48年になりました。これまでを振り返り思うことは「感謝」です。農場・地域の仲間、食べ支えてくれた皆さんのお陰です。私自身は、ずっと好きな事をやらせてもらってます。ありがとうございます。
昨年感じたことは、この国は大丈夫なのか? 誰のためかよく分からん増税に、働き方何たら、無責任なモノが増えていき、社会が貧しくなっているように思えてなりません。こんな時だからこそ、自分の好きな事を責任もってやり抜くことが大切だと自分勝手に思っています。昨年は大豆がしっかり採れました。物凄くうれしいです。これからお味噌を仕込んでいきます。
今年も私たちは、弥栄でお米・お味噌・野菜をちゃんと作ります。皆さんしっかり食べてください。この関係がちゃんと続けば、この国ももっと素敵になると信じています。今年も一年よろしくお願いします。
(佐藤大輔)
ひらさわ農園

昨年台風19号が長野県をはじめとする多くの地域に大きな被害をもたらしました。被害に対し義援金をいただきましたことに対しまして厚くお礼申しあげます。
長野県の特に長野地域では千曲川が氾濫し、台風に備え早めに収穫し倉庫に保管しておいたりんごも農機具も、そしてりんご畑も一面泥が覆ってしまい、そのほとんどが使い物にならなくなりました。畑の泥は除去しないと根が呼吸できずに次の年に実を成らすことができません。泥は撤去できたのだろうか。生活再建はできたのだろうか。りんごの木は今年も実をつけてくれるのだろうか。
同じりんご農家として決して他人事ではなく心配が絶えません。毎年のように台風や豪雨災害が起こる環境になってきてしまっていますが、今年は全国の農産物生産者が無事野菜やくだものを収穫できるよう祈るばかりです。今年もよろしくお願いいたします。
(平澤智人)
北海道アンの会

新年あけましておめでとうございます。作年の北海道は、夏場の天候に恵まれ農産物は品質・量とも安定しました。しかし、日本全体を見ると台風や地震などの影響で大変厳しい年でした。これまでの有機農業は栽培方法が確立できていなかったため、収量・品質に影響がでていましが、近年は天候や災害での影響が多くなったと感じます。安全な農業だけではなく自分の生活する環境への配慮もこれからますます大切になってきます。今年も安全な農産物のお届けはもちろん、環境問題への取り組みも今以上に力を入れていきます。本年もよろしくお願いします。
(鈴木秀利)
おきたま興農舎

2019年、深谷さんのあまりに突然の悲報にふれて早や1年。作り手と食べる人の接点にあって、双方を深く見つめ絶えず現場に足を運び、慣れ合うことなく精魂込めてよつ葉の流通を支えてこられたその足跡は、故事にいう「人生、重き荷を負いて遠き坂道を行くが如し」さながらであったに違いない。さればとて―「僕は特別な事など何もしてませんよ~」と涼しげに答えてくれるに決まっている。
さて、地球温暖化による海水温の上昇とそれに伴う気象変動の劇的変化に警鐘が鳴らされて50年、抜本的解決策は大国の利益と「経済成長」という4文字のまやかしの元に延々先延ばし…挙句は近年の大災害。2月末~3月上旬に蕾をふくらませ、一足早く春を告げる庭のこぶしが真冬を迎える直前というのに白味をおびてふくらんだ。年末国会の「桜談議」に皮肉にも呼応したものか…或いは荒れ狂う気象の前触れか…こればかりは天のみぞ知る―かんべんしてほしいのだが―。何はともあれ、俺ら百姓、とびきりの安全と、とびきりの栄養価を備えたものを育て、自信満々半量同価で流通できたら、後継者難も地方の疲弊も一挙解消だ。国家や町の主権者として、それぞれの自立こそが民主主義の根幹なら、むらはむらとして自立する他ないのだろうと。…馬鹿げた事を本気で考えている―お笑いを…。
(小林 亮)
新農業研究会

昨年は台風などによる未曽有の風水災害、当地では干ばつでりんご樹が衰弱気味に。農家にとっては常に自然に身を置いて営む生業。今年も油断できない気象条件と病害虫との戦いの年と覚悟して臨んでいきます。
会員も亡くなったりして少なくなっておりますが、世代交代で若返っており、少数精鋭で結束、乗り切っていきたいと思います。若い人たちの感性と基本技術の励行、研究会の原点に立ち返り、よりおいしく、安全な食の生産に励んでまいります。
未来を担う子どもたちのために、環境を守りつつ今年も労を惜しまず頑張ります!
(今井正一)
富良野・今さん

67年という年月を重ねてきた。時折介護の話になると、もう老々介護の話になる。そんな歳になったのか!としみじみ思う。今までは何となく流れに任せて歳を重ねてきたが、これからはそうはいかなくなる。作物の選択をする時期について考えなくていけない時にきた。しかし、有機栽培を止める、という選択肢は無い。
地球の温暖化、我々百姓にとってこの非常事態に対して何ができるのか? 何が求めてられているのか?そうは言っても全ては母さんあっての有機栽培! 感謝! 感謝!
(今 利一)
和歌山電子農法研究会

あけましておめでとうございます。一昨年、和歌山が台風被害にあった際には、皆さまから多大な支援をいただきありがとうございました。昨年の和歌山は比較的平穏だったのですが、全国いろんなところで災害が発生しました。被災された方々にはお見舞い申し上げます。
実家のみかん農家を継ぐ形で就農して昨年で10年、今年で50歳になります。みかんの木が一人前になるまで約10年かかることを考えると、残り時間も少ない気がしますが、農家としてはまだまだ若手?なので、頑張っていきたいと思います。
(池田義行)
若 菜

昨年は天候の影響もあり、季節の原料調達に苦慮した一年でした。野菜本来の味をいかした漬物づくりを続けていくためにも、各地の生産者とのつながりが、より重要になってきています。また、漬物の魅力をもっと幅広く、力強くアピールしていくことも重要に感じています。単に甘みと旨みだけではなく、お漬物ならではの香りや歯切れ、彩りを、もっと広く、深く楽しんでいただきたい。みりん奈良漬や豆腐の味噌漬は、「ウイスキーやワインにも合う!」と海外の方からの評判もよく、今年は世界に向けての発信も進めていきます。
(山田耕平)
堀田勝太郎商店

謹んで新春をお祝い申し上げます。
堀田勝太郎商店は創業より170年、京都宇治に根差し、茶業ひとすじに歩んでまいりました。伝統を守りながらも、お茶の持つ無限の可能性を追求し、時代に即した革新を加えていくことが現代茶業に携わる私たちに課せられた使命だと考えております。食の安心・安全、心に寄り添うおいしいお茶を今後とも皆さまにお届けできるよう邁進してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(宮崎力也)
リアス海藻店

創業当時から、三陸前浜で水揚げされる海産物を中心に加工販売してまいりました。現在は主力の三陸わかめを中心に、岩手・三陸の良さを最大限に活かせるように常日頃頑張っております。
震災から9年の月日が経ちましたが、全国の皆さまからのご支援、励ましは今も大きな力となっております。自然環境の変化により三陸の海も大変厳しくなっておりますが、今までの経験と知識を活かし、安心できて、おいしい三陸の幸をお届けできるように努めてまいります。
(平野嘉隆)
蓮ヶ峯農場

僕には夢がたくさんあります。僕の人生はワクワクであふれています。皆さん、農業ってどんなイメージですか? 大変そうですか? でも、職種なんて本当は関係ありませんよね。自分の仕事の価値を知り、どれだけ人生を楽しむかが、僕は大切だと思います。自分の仕事の価値を分かって、イキイキと仕事されている方って素敵です。この人になりたい、この人のような働き方をしたい! そう思います。だから僕は、今年もそうやって生きていきます。それが子どもたちに見せるべき大人の姿だと分かっているからです。
(峰地幹介)