9/13~15 北海道
鈴木農園援農産地交流会
援農 ハードだけどすてきな交流
(淀川会員・荒谷真子)
カボチャの収穫をお手伝い
(編集部・下村俊彦)
9月25日、衆議院第2議員会館
映画「100年ごはん」と「未来へつなぐ食のバトン」
「100年ごはん」公式ウェブサイト
「未来へつなぐ食のバトン」 大林千茱萸著 筑摩書房
新書版220頁 2015年初版 評者:森 和樹(ひこばえ)
小中学校の給食に地元の有機野菜を取り入れてきた大分県臼杵市。今回紹介するのは同市が取り組む100年の計、「臼杵有機の里」構想の第一歩を記録した映画「100年ごはん」とそのメイキングを綴った「未来へつなぐ食のバトン」です。
監督の大林千茱萸(ちぐみ)さんは、大林宣彦監督の娘。このドキュメンタリーの依頼を受けた彼女は、臼杵のめざす農業を理解すべく地元の有機農家が主宰する「百姓塾」に入塾。そこで有機農業を学び体験し土の大切さを理解してゆきます。
映画は臼杵の風景や石仏などの名所をちりばめながら、全国で初めて行政が手掛ける有機肥料製造施設の建設から、農家に経済的に負担をかけない独自の有機・減農薬認証『ほんまもん農産物』の広がりが描かれ、実り豊かな田畑で収穫する農家の暮らしを背景に、“現在のワタシ”と“100年後のアナタ”の往復書簡が縦糸となって進行します。
「未来へつなぐ食のバトン」は、ドキュメンタリーの細部に加えて、その後の各地の自主上映会の様子を紹介。この「100年ごはん」は、監督の意向もあり①映画を観る。②同じ釜の飯を食べ心と身体を温める。③主催者と一緒に監督が登場してトークセッション。④「うすき夢堆肥」をお裾分けする。すなわち「①観る②食べる③語り合い+考える④持ち帰る」という4部構成で、2015年3月までに実施された全国約60か所の上映事例を紹介しています。
上映会の体験を通し、自分に何ができるかを考える。できることを持ち寄り未来につなげようとする人びとが集う自主上映会は、今も各地で開催中。小生が観た10月4日の奈良・長谷寺参道にある「源氏物語」で催された上映会は、[やまと薬膳]が主催で、248回目。熱心な参加者25名が集いました。
「源氏物語」での上映会
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