福島原発事故から8年 各地で集会
子どもたちに原発のない社会を
さよなら原発関西アクション
3月9日、大阪での反原発デモに参加しました。東北大震災から8年が経ちました。ということは原発の安全神話が崩壊してからも8年が経ったことになります。
福島の原発が人災ともいえる大事故を起こし、福島県を中心に放射能汚染が拡がり甚大な被害をもたらしました。2020年の東京オリンピックのためか、事故はもう収束したかのように言われていますが、まだ避難している人や子どもの甲状腺がんの増加などテレビやマスコミでは報道されないことがたくさん起こっています。
それでも政府や電力会社は原発エネルギーを推進し再稼働や原発の輸出の動きをやめません。
震災以降、各地で反原発デモが行われていますが、「デモをしても何も変わらない」と感じているのか、時が経つにつれ参加者が減っているように感じます。たしかにデモをしたからといって原発が止まり、政府の考えを変えるということは難しいことだと思います。でも何もしないと変わらないし変えられない。なので少しでも意思表示をして反対していることを示すことが大事だと思います。
これからの子どもたちに今よりちょっとでもマシな世の中を残したいので、自分なりの意思表示はできる限り続けたいと思います。
(大阪産直・久米公介)

大阪集会で
バイバイ原発3・10きょうと
東日本大震災による福島原発事故から8年がたち、3月10日(日)京都の円山公園音楽堂にて「バイバイ原発3・10きょうと」が開かれました。
当日は、悪天候にもかかわらず主催者発表で参加者が1500人。集会では、反原発を訴えているさまざまな議員の方々や原発賠償京都訴訟・原告団のアピール、福島県相馬市で原発事故による避難を余儀なくされた中学生が級友を思いながら作詞した歌の合唱が行われました。集会の後はよつ葉の仲間たちが集結し、「さよなら原発!」「再稼働反対!」「金よりいのち!」などと精一杯訴えながらデモ行進しました。
地震がよく発生する日本において、天災による自然災害だけではなく、それによって引き起こされた原発事故という人災をも生み出してしまいます。唯一の被爆国で放射能の恐ろしさを知っている日本が、「原子力の平和利用」といった言葉にだまされて原発というものを許してはいけません。
これから時がたつにつれて記憶が風化していくかもしれません。でも、そうしないためにもこのような運動を続けていくことが大切なことだと思います。
(京都南産直・中井秀樹)

京都集会で

奥丹波にも春到来
蓮ヶ峯農場 峰地幹介・紀子
春の到来を感じさせてくれるような陽気の日も増え、養鶏場まわりの雑草も青々と元気になってきました。冬の間、霜で凍りながらもじっと堪えて、待ちに待った暖かな日差しはさぞ眩しいだろうなと微笑ましくもあります。ですが、僕たちは鶏飼いでありますから、あー、おいしそうな草! 鶏たちにあげたら喜ぶだろうなぁという発想に…悪いねぇと思いながらもブチブチとちぎって鶏舎に入れると、鶏たちが大喜びのなんのって! 本当に可愛いやつらでございます。
前にもお話ししましたが、蓮ヶ峯農場ではいまだに手作業で餌やりをしています。どこの養鶏場でも自動給餌が主流ですが、これからもずっと手作業でやるつもりです。おじいちゃんになって、餌袋が持てなくなったら、その時は潮時でしょう。餌をやって、それに群がる鶏たちがいて、喜んでいるのか必死なのか、勢いよく餌をつつく鶏たちがいて、その反応を観察して、感じて、それが生きものを飼うということだと僕たちは考えています。
生きものですからイライラもするでしょうし、喧嘩もします。イジメもありますし、上下関係もあるようです。“平飼い”だから、ストレスフリーで毎日るんるん♪な訳がありません。雪や雨の日、風の強い日は余計に注意が必要です。彼らは言葉を話しませんから、察してあげなければなりません。効率化することも大切ですが、どこまで効率化するのかという線引きが大切です。相手が生き物であるならなおさらです。
今年33歳になりますが、生まれた時から鶏や家畜に触れてきて、それでも、当たり前ですが毎日毎日勉強です。あと30年経って63歳になったとき、何を考え何を感じられるのかたのしみです。“夢”というのは、恥ずかしいような、どことなく子どもっぽい言葉ではありますが、死ぬまで夢を掲げて生きていきたいのです。そんな蓮ヶ峯農場に今後ともお付き合いいただけますとうれしいです。

細胞は元に戻る
会員さんからよくお電話で、よつ葉の野菜や果物の注文をお聞きし、私自身も20年以上食べ続け、愛される理由に納得しています。特にりんごは体調不良の時に食べるとすぐに回復します。そして、いつもおいしいりんごを生産してくださる方や届けてくださる方々に感謝しています。
ある新聞の冊子で「若返りの秘訣」というタイトルが目に止まりました。その内容とは「肉体は衰える」という思い込みをリセットすることだそうです。人体の細胞は約60兆個あると言われていて、一説によるとそれら全ての細胞は加齢とともに衰えるようにはプログラムされていないそうです。細胞自体は健全に戻る力を持っているということです。
ではなぜ衰え、老化や病気は何が原因? その犯人は我々がつくり出している「思考」と「感情」であると知りました。例えば未来への不安や心配、恐れ、社会や誰かに対する怒りや不満、失望や後悔などネガティブな思考と感情が、細胞の力を日々奪っているそうです。ではその力を取り戻すには、毎日少しでも「いい気分」になることをするのが良く、楽天的に考え、明るい未来を想像することが大切だということです。
いつも前向きに、よつ葉の自然食材をいただき、何歳からでも、どんな状態からでも細胞は元に戻る力があると信じて若返りに挑戦したいと思います。
(奈良産直・石田さゆり)