私は、4歳の男の子を育てるひとりの母親です。息子のアトピーをきっかけに、「手作りコスメ」と「重ね煮」に出会いました。ただの主婦だった私が起業したのは、「私と同じように肌や食べものの悩みを持つお母さんに、身体や地球にも優しい材料を使って日々を彩る楽しみを感じてほしい!」と思ったからです。
私自身、息子のことを考え最低限のお化粧しかしなくなり、いつの間にかそれまで使っていた化粧品が使えなくなりました。離乳食も図書館で探す離乳食本はどれも私の感覚と違い、本当に食べさせていいのか迷うものばかりで…。
そんな時に出会った「手作りコスメ」は好きな香りや肌悩みに合わせたスキンケアはもちろん、自分の肌色に合うファンデーションやアイシャドウなども作れる面白さがあり、とても魅了されました。そしてだんだんと私の心を明るくしてくれました。「重ね煮」は最初から師範を目指して通い、この4月から上級科に進みます。梅﨑先生の重ね煮は学ぶほどに調理時間が短くなり、何よりうれしいことはメニュー作りに対して気負わず考えられるようになったことです。私が一番悩んでいた毎日の献立。何を軸に考えたらベストなのか全然分からず、ただただその日一日をやり過ごしていただけでした。でも、いんやん倶楽部で学び、重ね煮を日々作るうちに、季節(旬)・気候・体調などを観察して決めることが何より大切だと分かりました。
「手作りコスメ」で体の外側を、「重ね煮」で内側について考えることは『自分が何を選びたいのか?』という本質と向き合うきっかけになります。それは『自分で選び取る力を身に付けること』につながり、私は『自分が本当に望む人生を生きられる人』を増やせたらと願っています。
今現在「手作りコスメ」を中心に活動していますが、「重ね煮」の講座を来年から始められるよう準備をしています。星読みや数秘なども学び、いろんな方のアンテナに届く楽しい講座作りを日々目指しています。
(近江会員・田中由佳)
手作りコスメ
重ね煮
『イージー・ライダー』
監督:デニス・ホッパー 製作:ピーター・フォンダ
日本公開日:1970年1月24日
出演:ピーター・フォンダ デニス・ホッパー ジャック・ニコルソン
評者:佐藤雄一(「能勢の里から」ハム工場)
オートバイに乗って旅をする。そしてその道中で不当な扱いを受けたり、ちょっと良い目にあったりしつつ最後は銃で撃たれて死んでしまう。ただそれだけの映画です。
映画史上記憶に残る気の利いたセリフがあったり、生涯忘れることのできないくらいきれいな女優さんが出てきたりとかもしません。そもそもストーリーらしいストーリーが有るのか無いのかさえもよくわかりません。そして50年も前に作られた作品です。表現が古くさくって恥ずかしくなるようなシーンも多々あってしんどい思いもするのですが、そこは我慢比べです。
ただ公開から50年が経過し、彼らが銃で撃ち殺されるような世の中はもう遠い過去のことなのだろうななどとぼんやり考えていると問題はそのまま存在し続け、彼らがオートバイに乗り旅を続ける限り何度でも繰り返される現実に目覚めさせられる。特にかの大統領の出現以来見せつけられる剥き出しの軽薄さと不寛容さ。
オートバイに乗って旅をする。ただそれだけの映画です。けれども何度観てもラストシーンでの銃口がぼくにも向けられているという感覚から逃れることはできない。「イッツ・オールライト・マ(アイム・オンリー・ブリーディング)」(大丈夫だよママ〈血を流しているだけなんだ〉。ボブ・ディランの曲・編集部注)。銃口を向けられている側の人間などとうぬぼれている訳ではありません。トラックから銃口を向ける二人組みの一人は、ぼく自身かもしれないからだ。移動する映画の中の視界をよぎる景色の美しさがそんな気分をいっそう際立たせる。
(編集部・下村)
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(京阪会員・弁野かな子)
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