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ライブで
昼食交流会で盛り上がる
ひこばえ 森 和樹
交流会が終わり一週間。交流会の食事担当として食材の費用計上も終わりやれやれと肩をなでおろしているところです。
この春の交流会は、これまでの経験を活かしさまざまな工夫を凝らしました。その甲斐あってか、会員さんからの応募が予想をはるかに越え『沖縄ライブ』と昼食会については、抽選にせざるを得ませんでした。抽選に漏れた会員さん、本当にごめんなさい。
その昼食会での一番大きな試みは、加工食品の生産者に自社食品の試食サンプルを持ち込んで会員さんに直接商品アピールをしていただくという取り組み。昼食会参加51社すべての担当者に電話して趣旨を説明し、何をどのように食していただくか事前に相談して段取りを決定。当日はひこばえのスタッフ総出でセッティングしました。昼食会終了後に多くの生産者から、「料理はおいしかったし、会員さんといろんな話ができてとても良かった」とお褒めの言葉をいただき、お疲れさまとお声掛けいただきました。食材を提供していただいた全国の生産者の協力やよつ葉のみんなの苦労が報われた瞬間だったと思います。
ただ一つ残念だったのは、せっかく生産者さんと会員さんで盛り上がっている席によつ葉の配送のスタッフが同席できなかったことです。次回は、3者が同席できるようもっとキャパの大きな会場にするか、開催の方法を工夫したいと思います。もっともっとよつ葉の輪を広げるために。
次世代へつながる学びの場
よつば農産 森 敦志
会員の皆さんが普段からご購入くださっている食べものの生産者の皆さんと、一緒にそれぞれの方が生産された食べものを囲みながら、今回も会員の皆さんと交流会をおこなうことができました。僕は昨年から「ライブ担当」として、普段の仕事に合わせながら準備していましたので、当日は皆さんの楽しんでいる姿を見て、少しホッとして安心できました。
ライブと同時刻の開催だったため参加できませんでしたが、種子の懇談会は、よつば農産でも呼びかけている種子への取り組みについて、基本となる知識を共有する場となったようです。
今年も2日間にわたりおこなった交流会ですが、さまざまな食べものを通して見えてくる事実も含め、会員の皆さんと生産者の皆さんが、顔の見える関係を築けるように私たちが橋渡し役を担い、これからも一緒に交流し続けたいと思っています。今回のような同じ〝場〟の中で、今後も一緒に学べていければ、次世代へとつながるより良い未来へ向かってお互いに歩んでいけると、そう思える「よつ葉交流会」となりました。
末永く続く交流を
無茶々園 佐藤吉彦
愛媛県の無茶々園から参加させていただきました、ちりめん生産者(網元祗園丸)の佐藤です。「無茶々園と言えば、みかん! どうしてちりめんや真珠があるのですか?」とよく言われますが、私たち無茶々園は山と海が互いに協力し、環境を守り、笑顔で生活できる地域づくりを目指す組織で、今では福祉事業も行っています。
初日の講演会では、「放射能汚染」について今中先生からわかりやすい説明がありました。除染土の処理や子どもたちの甲状腺への追跡調査も続けられず、8年たった今もそのままの状態で情報公開もされておらず、電力会社や国の対応に怒りを感じます。本当に原発の必要性を考えなければなりません。
2日目は懇談会「種子を巡る内外の情勢」に参加しました。食の自給率が低いにもかかわらず、企業の生産性のみを追求した国の種子法の廃止や漁業法の改正がなされ、とても不安を感じています。大切な食文化や食の安全性への配慮を欠いたとんでもない政策ではないでしょうか。もっともっと食の基本に立って考えてほしいものです。「私が農業を引退した後、あなたたちはどうするのですか?」と話された生産者の発言が印象的でした。
交流会においては、ザックバランな肩ひじを張らないよつ葉連絡会の姿勢や、熱く熱く語る生産者や消費者の方々の思いに生産者としての誇りを感じることができました。このような交流会とよつ葉の活動が末永く続きますようお願いたします。そんな心地よい気持ちで6時間の帰路に着きました。またぜひ参加させていただきます。
【追伸】昨年の豪雨災害では、多くのご支援や暖かいお言葉をいただきありがとうございました。
お昼の大交流会
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