.
(連絡会事務局長・田中昭彦)
私たちは「食」の事業を通して、この混沌とした時代の流れに対抗していける、より強固な関係作りを地域や全国の仲間と共に目指しています。そして、生産者と消費者(会員)が年に一度、お互いに顔をあわせて交流する機会を大事にしたいと考えています。何気ない会話の中からも、きっと新しい発見や「気づき」が生まれてくると確信しているからです。
日曜日の「昼食交流会」は、そんな「場」になることを願っています。遠くから来てくれた生産者や関西の生産者、よつ葉で働く「配送現場や生産現場」の職員、そしてよつ葉の会員(消費者)のみなさん。初めて顔を合わす人や懐かしい人、いつも食べているけど名前しか知らない生産者など、さまざまな出会いの「場」として、今回も「昼食交流会」に真面目に取り組むつもりです。日曜日のお昼ご飯だけでも食べに来ませんか。きっと素敵な笑顔に出会えるはずです。
土曜日の午後(14時~16時半)は、講演会とパネルディスカッションがあります。講演会は「3・11から8年 放射能汚染の現状を考える」というテーマで、京都大学複合原子力科学研究所の今中哲二さんを講師に招きました。福島原発事故は、住民の暮らしを破壊し、地元で安心して暮らせない「原発難民」を多く生み出しました。事故の責任の所在も曖昧なまま、全国で「原発の再稼働」が進められています。私たちは、「放射能汚染の現状」を知る必要があります。
パネルディスカッションのテーマは「憲法と平和と私たちの暮らし」です。「改憲」への動きがいよいよ本格化すると言われている昨今、もう一度「憲法と平和」について考える機会を持ちたいと思います。「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の弁護士、弘川欣絵さんをメインパネリストに迎え、私たち(よつ葉)には顔なじみの地方議会の市会議員のみなさんにも集まってもらいます。みなさん、それぞれに「憲法と平和」について思うところを話してもらう予定です。
翌日の日曜日午前中(9時~11時半)は、懇談会とライブがあります。懇談会は「種子を巡る世界の情勢と国内の動き」です。基調提起は、内田聖子さん(NPOアジア太平洋資料センター)。今年3月に廃止された「種子法」、その背景に何があったのか、分かりやすくお話ししていただきます。また、全国の生産者や地場の農家から種子の取り組みや現状について報告してもらいます。
そして、大好評のライブは、沖縄の「南ぬ風人 まーちゃんバンド」。島唄やオリジナル曲、ブドゥリ太鼓やパパイヤダンスなど、老若男女みんなで楽しめるステージを展開。夢は、沖縄を軍隊でなく世界の平和基地にし、世界中の民族と一緒にお祭りを開催することだそうです。
みなさん、今回も楽しく大真面目な企画が盛りだくさんです。ぜひ参加してください。
2017秋よつ葉交流会で
期 日:2019年2月23日(土) ~ 24日(日)
会 場:都ホテルニューアルカイック(阪神尼崎)
① 講演会「3.11から8年 放射能汚染の現状を考える」
・講師:今中 哲二さん(京都大学)
② パネルディスカッション「憲法と平和と私たちの暮らし」
・パネラー:弘川 欣絵弁護士ほか
③ ライブ「世界に届け! 琉球の唄」
・出演:南ぬ風人 まーちゃんバンド
④ 懇談会「種子を巡る世界の情勢と国内の動き」
・基調提起:内田 聖子さん(PARC共同代表)
※詳しくは40号で配布するチラシでご案内します。
「交流・広報活動費カンパ」に
ご協力お願いします。
Copyright © 関西よつ葉連絡会 2005 All Rights Reserved.