「よつばの学校」全職員向け講座 参加者レポート
面白い農業、漁業がわしらの使命
講師・佐藤和文さん(無茶々園)
創業者やそれに近い年齢の方が来られるのかと思ったら、佐藤さんは39歳で、自分より2歳も若いことに少し驚きました。プロジェクターを使った説明はわかりやすく、話の内容も面白かったです。無茶々園はよつ葉と共通する部分も多く、今の自分たちがしていることと比較することができました。これからのよつ葉にとって参考になる話もあったように思います。
地場やそのほかの地域においても、新規就農者がなかなかその土地に根付いていかないなか、無茶々園がおこなっている「ファーマーズユニオン天歩塾」は、将来の明浜町の農業を担っていくのに有効な手立てだと感じました。農業の技術を継承することはもちろん、新規就農者が参入した後も、安心した売り先が確保されているように思います。「どんなに良いものを作っても、売り先がなければ農業は続けていけない」という、今年、産地交流で北海道を訪れたときに聞いたことばを思い出します。
1経営あたり5~10ヘクタールを目指すと言っていましたが、農地があちこちに点在し、条件が決して良いとは言えない地場の中山間地でそれを実行するのは、なかなか容易なことではありません。ただ、新規就農者を育成するという無茶々園の取り組みには、学ぶべきことがたくさんあるように思いました。
またベトナムの実習生受け入れ制度も興味深い話でした。日本で農業を学んでも母国で農業に従事しないという話でしたが、ベトナムの農業情勢はどのようなものなのでしょう。ネパールで暮らす元よつば農産の藤井さん(本紙8面に連載中)が書いた本に「ネパールでは近代化がすすみ、農業ではハイブリッド種や農薬・化学肥料の普及が見られるようになった」と書いてありました。またネパールでは、海外に出稼ぎに行く若者も多いということですが、ベトナムでも同じように農業だけでは生活を維持するのが困難な状況にあるのでしょうか。
これまでの農薬の歴史を知るにつれ「ベトナムやネパールであまり農業の近代化が進んでほしくないなぁ」と思います。
(よつば農産・表木 崇)

職員研修として実施している「よつばの学校」全職員向け講座。
今回は愛媛県西予市から地域協同組合無茶々園の佐藤和文さんを
お迎えし、柑橘栽培を柱とする地域づくりや佐藤さんが携わる
真珠養殖のことなど、興味深い話を伺いました。
参加者によるレポートです。
9月14日、茨木市福祉文化会館にて
風景写真は愛媛県西予市明浜町

Q:『life』掲載商品の「特価」「大特価」の基準がわかりません。
(何かしゃれた質問でないと受け付けてもらえないのでは…と、恐々質問させていただきます。垢爪草)
A:ご質問頂戴しありがとうございます。
特価と大特価の違いですね。“良い質問ですね~”と、テレビで人気を博している某ジャーナリストのように上手に応える術は持ち合わせておりませんが、一応の基準はあります。定価より1円でも安ければ特価。1割以上安ければ大特価とさせていただいております。
世間のバーゲンでは何十%OFFとかが目立つので“よつ葉の特価はセコいな~”と思われるかもしれませんね。また、特価に至る経緯もいろいろありまして、たくさん売りたいから今回は値段を下げますね、という特価もあれば、せっかく特集ページに掲載するのだから、特価にしよう、と判断することもあります。また、賞味期限が迫っており半額になるケースも。そして、これも「大特価」です。1割以上ですからね。
世間にはさまざまは商売がございまして、例えばパソコンとともに家庭に普及したプリンターは本体はなぜか安い。でもインクは…微妙に高い!?。今はなくなりましたが0円携帯。本体は0円でも、その後の利用料(2年縛り契約など)で元を取る。一見安くても、しっかりお金を回収する商法もある中で、よつ葉の特価はそのまま特価です。なんの裏も駆け引きもありません。少しでも安くなってるなら嬉しいかな~?と思っていただければ幸いです。
(ひこばえ・松田和道)
* * *
3月号で連載を始め、好評をいただいていた本欄ですが、今月号で終了します。中心的な執筆者だった内海さんが8面「編集委員からの一言」に連載終了のお知らせを書いてくれています。あわせてお読みください。連載継続を望む声があるなかでの連載終了となってしまいました。毎月楽しみにしてくださっていた読者のみなさま、ごめんなさい。
先月号で回答を募集した「能勢農場のさつき(牛)が好きな中1男子より・代筆:母」の相談には、3人の会員さんが心温まるお便りを寄せてくださいました。その中から、おひとりの回答を来月号「おたより掲示板」に掲載させていただこうと考えています。
(編集部・下村俊彦)

よつ葉の配達は楽しい
僕が京阪センターに入社して約4年が過ぎました。と言ってもよつ葉には2回目の入社になります。以前は、違う配送センターで約11年配達をしていました。11年働いた後、よつ葉を辞めゴミ収集業者に就職しました。
夜間に閉店後の飲食店、パチンコ屋など、約200件すべて一人で収集します。0時出勤で朝7時くらいまでに収集し終えないと人・車などが増え、ゴミが収集しにくくなります。必死になってゴミを収集し、夜間なので誰ともほとんど話すこともなく仕事が終わります。
その仕事をしながら感じたことは、心身ともに疲れているのですが、寝るのは昼間のためしっかりと熟睡できてなくて夜はまた仕事。それを繰り返しているうちに身体がもたないなと感じました。同じ時間寝たとしても、昼間寝るのと、夜に寝るのとではえらい違いだと思いました。そしてなにより話すことがほとんどないので、よつ葉の配達は楽しかったなあと感じました。
ゴミ収集の仕事は約3年半続けたのですが身体ももたないし、楽しくもなかったので辞めようと思ったときに今の京阪センターに拾ってもらいました。約4年のブランクはあったものの、何とか配送ルートも憶えることができました。
前に配達していた時は、いかに効率よく早く終わらせられるかと考えながら配達をしていました。今の配達ぶりはというと、前に配達していた時よりも体力・筋力などが落ちてきているので、会員さんとお話しながら時には大笑いしながらのんびりと配達をしています。
やっぱりよつ葉の配達は楽しいものだなぁと日々感じています。
(京阪産直・小島智幸)