.
カンパへのご協力ありがとうございました。保養キャンプの様子はこちらからご覧いただけます。
保養の意義を胸に刻んで
福島原発事故から7年。今、福島県の小学1年生は震災後に生まれた子どもたちです。悲しいことに彼らには常に被ばくと隣り合わせの生活が日常であり、事故前の環境は経験したことのない未知の世界となってしまいました。
屋外で思いっきり遊ぶことができない子どもたちにその楽しさを味わってほしい。そんな想いから今年も東北から25人の子どもたちを能勢農場に招き、7月31日から8月5日までの6日間、保養キャンプを開催しました。
今年はできるだけ多くの人に子どもたちと触れ合ってもらおうと、よつ葉の会員さんにもボランティアとしての参加を呼びかけました。応募者8名のうち2人の中学・高校生については、5人1組の班に分かれた子どもたちの世話をするリーダーとして約1週間務めていただきました。
大人の6名のボランティアさんには、自炊や川遊び、ピザ作りに流しそうめんでのお椀やお箸作りなど、皆さんそれぞれのスキルを活かしながら子どもたちに接していただき、子どもたちにもいい刺激になったようです。
保養とは、放射能汚染や被ばくから一時的に離れ、ほんのちょっとの元気を取り戻すこと。震災から7年経った今でもまだ多くの人たちが保養活動の必要性を感じています。私たちは、この保養活動の意義を胸に刻み、これからもこの保養キャンプを続けていきたいと思います。
最後になりますが、今年も会員さんや生産者の方々をはじめ、多くのよつ葉の仲間からさまざまなご支援を賜り、この保養キャンプを無事に終了することができました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
(実行委員長/兵庫いきいきコープ・田中一彦)
忘れられない夏
私は今回、このキャンプに初めて参加しました。リーダーとしての参加でしたが最初は不安だらけでした。リーダー研修の後、子どもたちが来てからの1週間は長いようで終わった今からしたら本当にあっという間でした。
私の場合、このキャンプに参加したのはお母さんがほとんど独断で申し込んだのがきっかけでした。それを知った時は少し腹が立ちましたが、今はお母さんがしてくれたことに感謝しています。きっかけは何でも良いと思います。私自身、このキャンプは本当にほんとうに良い経験になったし、たくさんの出会いがありました。遠くの場所にいる福島の子たちと仲良くなれたのはもちろん、能勢農場の人も本当に優しくておもしろくて、よつ葉のスタッフは、何もよつ葉のことを知らなかった私を1週間でよつ葉のことを大好きにさせてくれました。リーダー同士では本当にずっと仲良くしたいと思えるような子との出会いもありました。
この1週間、悩むことも初めてのこともいっぱいあったけど、それ以上に得られたものがたくさんありました。もし少しでも保養キャンプが気になったなら何も考えずに飛び込んでいってほしいです。きっと忘れられない夏になります。こんなに素敵な思い出をくれたよつ葉が私は大好きです。本当に感謝しています。
(リーダー・中3/西京都会員・西村京子)
子どもたちと大はしゃぎ
不純な動機かもしれませんが、今回のボランティア募集を見て能勢農場に行ける! プログラムが魅力的! 子どもたちと楽しめそう! そんなワクワクで8月1日と3日の2日間参加させていただきました。
1日目は川遊び。強烈な太陽の下で子どもたちは水しぶきをあげて遊ぶ。その背景に山並みがくっきりと見え、まるで映画のワンシーンのようでした。その日の夕食は子どもたちが考え決めた食材で作るカレーライス。全ての食材がよつ葉さんで調達した物でうらやましすぎる??
2日目は前回コミュニケーションがとれなかった子どもたちに声かけをしてみました。そうすると子どもたちから話しかけてくれるようになり、もっと積極的にならないといけないなぁ、と反省です。昼食には竹で各自が作って箸と器で流しそうめんを食べました。そうめんだけでなくトマトに味付けあげ、白玉、ウィンナーにバナナが流れて来るではありませんか。子どもたちと大はしゃぎしてしまいました。スタッフさんのアイディアに感激しました。
2日間のボランティアで不慣れなところもあったと思いますが、スタッフさんのご配慮に大変感謝しております。今後も皆さまのご活躍を楽しみにしています。
(ボランティア/阪和会員・大脇 郁)
流し素麺を楽しんでいます。8月3日、能勢で。
Copyright © 関西よつ葉連絡会 2005 All Rights Reserved.