「よつばの学校」全職員向け講座 参加者レポート
生きることは食べること
講師・河合左千夫さん
「あなたはあなたの食べたものでできている」という言葉に考えさせられます。
狂牛病で騒がれていた時がありましたが、あれは草食動物の牛に肉骨粉を与えて強制的に肉食にしていました。発症した理由は、効率を上げるために熱処理の時間を短くさせたことだと聞いたことがありますが、果たしてそれだけでしょううか。草食動物を肉食にして共食いさせるなんて恐ろしいことだと思いますし、そこにも原因があるのではないでしょうか。
私は配送員ですが、早くて便利なのでついお昼ご飯にコンビニ弁当を食べることがあります。ただ、コンビニで賞味期限が過ぎて廃棄になるお弁当などを豚の飼料として与えていると最近知ってからは怖くなりました。廃棄商品を熱風処理しているみたいですが、プラスチック片は完璧には除去できないと思うし、そもそも狂牛病の時みたいに共食いになっています。トンカツ弁当が廃棄になったのを豚が食べて、その豚のトンカツ弁当を人が食べて、廃棄されるものをまた豚が食べて…。
この無限ループでどんどん豚がおかしくなっていくのじゃないか、そして食べている人にもなにかが…、と考えていると恐ろしくなりました。
(大阪産直・濱名悠樹)
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(よつば農産・表木 崇)
職員研修として実施している
「よつばの学校」全職員向け講座。
今回は「生きることは食べること」と題して、
やさい村の河合さんにお話しいただきました。
参加者による報告です。
6月8日、茨木市福祉文化会館にて。
Q:相談事がないのに、Q&Aしているのはおかしくないですか? 偽装ですか?
A:以前、相談所コーナーの右下あたりに掲載されていた編集長の告白のことをおっしゃられているのだと思われます。曰く、「いまのところ相談事は1件もありません」とありました。
ということは過去何回かの「Q」は捏造であり、真実であれば、即刻筆を折り、パソコンは破壊し尽くし、通信はダイアルアップにダウングレードした上、断筆すべきところです。
この国の慣例に倣い、「記憶に無い」と言い張ってみようかと思いましたが、割りと鮮明に憶えていますし、代わりに様式美の域にまで達した感のある「文書は破棄した」と主張しかけましたが、事務所に『よつばつうしん』バックナンバーが保管してあったような気もします。
さっさと真相を申し上げますと、相談投書は一通も届いておりません。このSNS全盛の時代に紙媒体で行っていることですし、当然でしょう。また、紙媒体である『よつばつうしん』の愛読者の皆様は、安易な双方向性には疑問をもっていらっしゃるはずで、ますます投書など望むべくもありません。
では、過去の「Q」は回答者のでっち上げなのか、という点ですが、これは日々、配達先で、電話で、イベントで、会員さんから聞かれた事を元にしており、全くの虚偽ではございません。
ですが、『よつばつうしん』愛読者の心をざわつかせてしまったことは、確かですので、お詫び申し上げます。またこういう場合、責任を持って原因究明に専念し、職務を全うするものと思い込んでいましたが、何やら責任逃れというか、姑息というか、「ずっこい」ように思えてきましたので、自らを相談所出所停止処分といたします。
しかしながら、当相談所は継続させていただきたく、今後「投書待ち」のみに特化せず、ありとあらゆる局面においてよつ葉職員が遭遇したさまざまな疑問を多様な職員が「Q」に昇華してまいります。
ちなみに今回の「Q」は偽造です。
(編集委員/池田産直・内海猛之)
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(編集部・下村俊彦)
思い出のコーヒー牛乳の味
先日、配達で87歳の女性会員さん宅に行くと、よつ葉のミルクコーヒーを注文しておられました。家ではどうしても作れない味で、とてもおいしくて、いつも注文しているとのことでした。いろいろと話を聞かせていただくと、その味には思い出があるようでした。
その会員さんが幼い頃、父が仕事で出張から帰ってくるときに大阪駅まで迎えに行くと、必ず瓶入りのコーヒー牛乳を駅の売店で買ってもらって飲んでいたのだそうです。むしろそれを買ってもらうのが楽しみで、父が出張したときはいつも大阪駅で帰りを待っていたようです。
よつ葉のミルクコーヒーを飲むと、その時の瓶入りのコーヒー牛乳と味が同じなので、80年経った今でも当時のことを思い起こされるようでした。コーヒー牛乳目当てに父の出迎えに行くなんて少し不純だけど、どこか純粋で無邪気な子どもで、とても心が和む話だなと思いました。
その話を聞いて僕も5~6歳の頃、日曜日の朝に父と当時住んでいた最寄りのJR奈良駅まで散歩して、何度か駅中の喫茶店でアイスクリームを食べさせてもらったことを思い出しました。普段は棒のアイスしか食べさせてもらえなかったけど、喫茶店のアイスクリームはさくらんぼがついていて、そしてなんといっても普段のアイスとは全く違う上品な味に当時の僕は感激しました。
あれから30年近く経った今、会員さんとのふとした会話であの頃の父との思い出と、アイスクリームの味に思いを馳せてしまいました。
(奈良産直・伊藤 敏)
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