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昨年度も毎回ご好評をいただいた「よつばの学校」公開講座。2018年度も引き続き「食の学校」塩川恭子さんにコーディネーター・アドバイザーをお願いして〝食と暮らし〟をテーマに開催します。生産者や研究者、料理家さんなどを講師に、さまざまな興味深いお話を聞かせていただく予定です。今年は試食も交えたいと考えていますので、お楽しみに。各回の案内は『今週のお知らせ』に掲載していきます。ぜひご参加ください。
「よつばの学校公開講座」は、よつ葉の生産者や料理家、研究者、ジャーナリストなど、よつ葉に縁のある方に来ていただいて、食べもののこと、あるいは食べること自体について、さまざまな興味深いお話をしていただいてきました。
食べものは、ヒトが生きていくために欠かすことができないもの。そして食べることは、人間が社会生活を営む最も基本的な行為の一つです。もちろん「飢え」という根本的な問題はありますが、ある程度豊かな社会においては本来、どちらもそんなに難しいことではなく、ごく自然で当たり前のことのはずです。ところが、この現代の日本においてはどんどん難しくてややこしくなっているように感じます。
例えば、ほんの100年ほど前の社会においては、どこの誰が作った食べもの(野菜)であるかは、調べるまでもない自明のことでしたが、今では政府も含めた巨大な流通システムによって管理されて「証明」されなければならないものになってしまいました。あるいは、家族をはじめ皆と食べること(共食)は、人間社会の特質を形作っていることの一つですが、今や家庭内でも「孤食」が増えていると言われています。
もちろん、公開講座はそんな難しい「講演」ではありません。これまで、〝地球上のあらゆる所に住む人類には、それぞれの地域の気候風土に合わせた「必然の食」がある〟と聞いて納得し、ところが、例えば日本の伝統的調味料の一つである醤油が、〝市販品は伝統的な本来のものとはまるで別物〟であると知って驚き、一方で毎日の食事に欠かせない「だし」は〝難しく考える必要はなく、「料亭の味」と「家庭の味」は違う〟と背中を押してもらって、ホッとしたのでした。
4年目である今年も、さまざまな生産者や料理家の方に、食べもののこと、それを取り巻く環境や地域社会のことなど広く話していただきます。お話を通じて私たち自身の食や生活、そして暮らし方を見つめ直していけたら良いなと思っています。ぜひ、ご興味のある回だけでもご参加くださいますようお願いします。
なお、今年の公開講座はできれば毎回、試食を交える予定です。だって食べものにまつわるお話ですから、食べないと実感できませんからね!
(ひこばえ・福井 浩)
おつけもの若葉さん公開講座
2018年3月18日 ハービスプラザ
「よつばの学校」公開講座 2018年度予定
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3回目以降のご案内も『今週のお知らせ』に掲載していきますので、お見逃しなく。「交流・広報活動費カンパ」にご協力お願いします。
呼びかけの内容は今週配布のチラシをご覧ください。
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