夏 能勢 のびのびいきいき
カンパへのご協力 ありがとうございました
今年も能勢農場に東北の子どもたちを招いて「よつば関西保養キャンプ」を実施しました。よつ葉の各職場からの有志で構成された実行委員会による工夫を凝らした運営で、参加した子どもたちに楽しく過ごしてもらえたようです。きっと思い出に残る夏になったことでしょう。実行委員長に報告をお願いしました。また、保養キャンプの様子はよつ葉のホームページ「イベントレポート」にUPしています。11月に開かれる「2017秋 よつ葉交流会」(下に案内)には鎌仲ひとみ監督をお招きし、会員のみなさんとともに「被ばく」や「保養」について議論を深める機会にしたいと考えています。ぜひご参加ください。
東北の子どもたちを関西に招いて行う「よつば関西保養キャンプ」。一昨年より実行委員会を立ち上げ、それまで能勢農場が行っていた東北保養林間学校から数えると今年で6年目を迎えます。今年のキャンプは8月1日から8月6日まで。そして子どもたちの世話をする中学生のスタッフは準備のため一日早く能勢農場入りしてもらい、彼らにとっては実質1週間のキャンプ生活となります。
まずは楽しく過ごしてもらう
このキャンプに先駆けて原発事故の被災地を訪問してきました。原発や被災地に近い福島県の東部、浜通りを中心に訪問したこともあってか、避難指示解除区域であってもほとんど子どもたちの姿を見ることはありませんでした。
保養キャンプを行うにあたり、参加する子どもたちに対して何ができるのだろうか? そんなことを考えながら希望の牧場に到着しました。国の殺処分指示に抗い、汚染された牛を飼い続けている吉沢さんから「牛の黒い体に白い斑点ができてきた。究極の動物実験みたいなもんだ」「俺は毎年検査しているけんど、なんともねえよ。たぶん、いろんな所で怒鳴ってるからストレスが溜まんねぇのかもな」とのお話しが。そうだ! まずは子どもたちにストレスなく伸び伸びと過ごしてもらおう。キャンプ期間中は集団での生活となるのでそれなりの規律は必要だが、できるだけ楽しく過ごしてもらうことを考えました。
そして迎えたキャンプ初日。今年は出発直前のキャンセルもあり24人の小学生が能勢農場にやってきました。そして、その子どもたちの世話をする中学生スタッフの主なメンバーは、この保養キャンプを卒業した東北の中学生たち。一年ぶりに出会う彼らは心身ともに大きく成長していて頼もしく感じました。
子どもたちと合流後、それぞれの班に分かれてからは自分たちでテントを張って自炊に挑戦し、川遊びやキャンプファイヤーなど毎日盛りだくさんのスケジュールで子どもたちも楽しんでくれたことと思います。
(実行委員長/兵庫いきいきコープ・田中一彦)
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