7/23 大阪梅田 よつばの学校公開講座
宮嶋望さん講演会
共働学舎のチーズづくり
7月の「よつばの学校」公開講座には、北海道十勝の地で不登校やひきこもり、障がい者と言われる人たちとともに牛を飼い、チーズをつくっている共働学舎新得農場の代表、宮嶋望さんを講師としてお招きしました。以下、参加された会員さんの感想です。
(大阪会員 A・S)
「ヤチヤナギ」「酒蔵」「シントコ」
「クリームチーズ」の4種を試食
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7/7・9 北海道 グリーンピュアクラブ産地交流会
「北の大地」生産者のもとへ
毎日私たちがこうして健康に生活できるのは、農家の方が食べものを作ってくださるおかげ。関西よつ葉連絡会の会員であるのは、私にとってそれが一つの社会運動だからです。「わがままなだけの消費者にはなりたくない」と日頃から思っているけれど、今回このように農家の方と直接お会いする機会を得たのは貴重な体験でした。
新千歳空港に向かう飛行機の窓から眼下に広がる農地を臨むと、「ついに憧れの北海道に来た!」と胸が高鳴りました。よつ葉の産地交流会といえばもっとお堅い感じだと予想していましたが、農家の方々、スタッフの方々、そして会員の皆さんも楽しい方ばかり。意気込んで臨んだ農作業はちょっとした草むしり、きっといろいろ気を遣ってくださったのでしょう、おいしいものを食べて飲んでばかりの3日間でした。
後継者不足に悩む農家が多いと聞きますが、グリーンピュアクラブの岡村さん、田村さんとも後継者がおられたことが嬉しかったです。カタログでおなじみの「北の大地」は私の大好きなブレンド米で、実際に作っておられる方にお会いできたのは感激でした。
これまでの人生で見たことのない広々とした農地を目にして、こんなに広い土地を守りつつ食べものを作ってくださることに感謝の気持ちが湧き起こります。長い年月をかけて石狩川から田畑に水をひくための頭首工建設の工事が数年前に完了したそうです。本当に大変なご苦労があったことと思います。
岡村さんのお宅でバーベキューをいただいた時、夜空に光る月の下には色づき始めた麦畑が広がり、その風になびく様は本当に綺麗でした。自然と向き合って暮らしておられる農家の方はあたたかく、麦畑の姿に重ね合わせて私の心に焼きつきました。農家の方をしっかりと支えることができる消費者を目指します。
(兵庫いきいきコープ会員 村田佳子)
『いい家塾の家づくり』
釜中 明【著】
後悔しない家造りネットワーク 一般社団法人「いい家塾」塾長
2014年10月 JDC出版 単行本 366ページ
公益社団法人「日本図書館協会推薦図書:工学・技術書」
評者:鈴木伸明
*380号で注文できます。注文受付期間:9/11~9/16
注文番号:59718
1,728円(本体1,600円)
8面に塾生募集案内
これから「わが家」を持とうと考える人への真摯な手引書です。庶民にとっては、一生のうちで一番高額な買い物といえる「家」です。その家をあまりにも無防備に選択し、後悔することの多い家づくり。慎重に考え、対処しようとしても、何をどのように考えたらよいのか?も心もとない。「やっかいな買い物」です。
この本は、「いい家」とはどんな家なのか?
作られた「常識」を疑い、家造りの考え方を哲学にまで高めた著者が丁寧に語りかけます。後悔しないためには、まず住まいについての問題点をきちんと学び、自身の考え方を持つ必要があります。
私が、この本を読んで共感したのは、住まいの課題も食と同じ根を持つものだということでした。高度経済成長期を経て、わが社会は大きく変化したのですが、住宅生産の工業化が飛躍的に増大する中で、住まいの安全という深刻な課題が発生しました。一昔前では、考えられないような問題が発生することになったのです。「大量生産、大量消費社会」が生んだ弊害は大きく、人々を幸せにしたかといえば大きな疑問符が付きます。長い間の人々の暮らしの中から生まれ、育てられたさまざまな生活の知恵は宝の山です。今に生かすことを考えるべきで、決して失ってはならないものです。
本書の構成は次のようになっています。
序章:あなたの常識は正しいですか 第1章:こんな筈ではなかった「住まいの5重苦」 第2章:欠陥住宅が生まれるわけ 第3章:後悔しない家づくりの「重要ポイント」まず地盤から 第4章:日本の風土に合った木造在来軸組工法 第5章:自然素材をふんだんに使った健康住宅 第6章:最適な断熱施工で結露を防ぎ夏涼しく冬暖かい快適生活 第7章:「いい家とはどんな家」? さあ、家づくりを実践しよう!
以下終章まで、読みやすく書かれています。ご一読を!
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