発行元:株式会社 能勢農場
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哺育でえさやりをするようになって一年が過ぎ、最近は病気の仔の治療もするようになった。昨年11月末に牛舎の防寒対策をして、相当寒い日でも大丈夫なようにしたが、今年の冬は暖冬と言われていた通り暖かい日が多かった。朝は冷え込むが昼は暑いくらいで少し動くと汗をかくこともあり、寒暖の差が大きい。そんな気候は人間も体調を崩すくらいだから仔牛も当然のように体調を崩す仔がでて、毎日15,6頭を治療していた。中には一度熱を出してからなかなか回復できない仔もいて、一時はどうなるかと思ったがなんとか回復してくれてほっとしている。
朝夕のえさやりのときに一頭ごとに顔の表情などを観察して、後で熱を計って治療するかを判断するのだが、気をつけて観察をしていてもわかりにくいような仔もおり、一人で判断するのではなくペアでえさやりとミルクやりをしながら観察をしている。複数の目で観ることで早期の発見ができる。それでも、寒い日は昼間締め切っていると換気が悪くなるし、換気を気にして暖かい日は開けっ放しにしていると急に風が吹き込んだりして夕方には体調を崩すこともある。神経質になりすぎるくらいで丁度いいのかと今までの肥育月齢がある程度すぎた牛に対する見方ではまったく足りないことを実感し、牛たちの本来持っている抵抗力を生かしてあげる環境をどうつくってあげられるかを考えていきたい。
(道下)
がんばって元気になってくれました
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