〈第57号〉
哺育 〜当たり前は自然ではない〜
さつきとみはるの種付けを見守っていて繁殖は難しいなぁと、改めて考えさせられたことがあります。
種を付けて着床し、無事に出産してからやっと乳が出ます。そこから農家さんは乳を搾り牛乳を生産し、私たちは生まれてきた仔牛を引き取り肥育し、お肉を生産しています。種の付きにくい時期もあり、季節によって生まれてくる仔牛の頭数も違います。スーパーで並ぶ牛乳もお肉もそんな変動の中にいること。毎日並んでいるのが当たり前ですが自然が相手。ちゃんと種が付くか、元気な仔牛が生まれてくるかは誰にも分かりません。そんな安定的に生産する難しさを痛感している今日この頃。せっかく生まれてきた命。最期が決まっているからこそ、その日まで元気で過ごせるよう愛情を込めて健康に育てたい。そんなことを思いながら仔牛と向き合っています。(高橋)
嬉しい訪問
昨年退職した畑邉さんが赤ちゃんと一緒に能勢農場に遊びに来てくれました!
畑邉さんが退職してから様々なことに気づかされ、改めてもっと沢山傍で吸収できたんじゃないか。と思う時もありました。正直不安でしたが哺育のウシたちを見て「大きなってるやん」と言ってくれたのでとても嬉しかったです。その言葉を励みにまた頑張れます。
赤ちゃんは男の子♪ ぷくぷくのわんぱく坊主でとても元気でした。ヤギやあかうしと戯れてもお互い無関心のようで怖がることなく農場を連れ回されていました(笑)
成長が楽しみです。またきてください♪

人口受精師になるためいざ、高知へ!
無事に妊娠した2頭。ついに、みはるの出産まで2ヶ月となりました。ほっとするのも束の間。牛は、出産してから30日~40日目の発情で種付けをすると妊娠する可能性が高く、それを逃すと難しくなっていくと言われています。となると、みはるは11月上旬には種付けが始まります。今回は外部の授精師さんに種付けを依頼しましたが、これからは自分で種付けをしていきたいと思います。また、手探りで得てきた知識をしっかり学び直し、実技で技術を身につけるため、人工授精師の免許を取得してきます。
1ヶ月間という長い間ですが、2頭の故郷である高知県へ! 行かせてもらうからには、精一杯頑張ってきます!! (古市)

みはるのお腹大きくなってきてますよ~
放牧 農場みんなで退治!退治!不食草!!
放牧野のにっくきあいつが今年も大量発生。背が高く、私たちの大好きなシバが日陰になり負けてしまいそう。臭いもきついし毎日憂鬱。
そんなある日、農場メンバーが総出で放牧野へ。やっと、この草を退治してくれました。
でも、来るの遅いしまだ半分残ってる!
(現場監督さつきより)

発行元:株式会社 能勢農場
大阪府豊能郡能勢町山辺173-2 ℡072-734-1797
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