〈67号〉


5月に入りぽかぽか陽気・・・どころか、夏を思わせるような暑い日が続いています。
こどもどうぶつえんの畜舎にいるホルスタインとF1のちび助くん。ホルスタインは移動動物園にも連れて行きますが、丹但酪農や長野から仔牛を引き取るようになってからF1は一度も移動動物園に行ったことはありませんでした。
今回、里山の昔の生活を再現したいという里山を保全している施設の施設長さんの強い要望があり依頼がきました。昔を再現したいので、なるべく和牛もしくは黒が多い牛がいいとの事だったので、ちび助出動! こどもどうぶつえんの動物たちと一緒に移動動物園に行ってもらいました。初めて他の動物たちとトラックに乗り、畜舎以外の建物にそわそわ。でも、すぐに馴れたのか落ち着いた様子。人が入れ替わり立ち代りちび助を見に来ます。おとなしくじっと撫でられていました! どうなるかと心配していましたが、意外に落ちついてふれあいをさせてくれて安心! じゃあ、トイレ行こう!と、出て行ったら、しばらくして雄叫びが・・・! 急いで戻ると、くるくる そわそわ、そして、う○こを。。。近くまで行くと頭ですりすり。い、痛い(汗)知らない場所で1人になったり知らない人に囲まれるのが怖かったらしいです。しばらくしたら落ち着いて座ってくれましたが。それからは私が壁に隠れただけで立ってそわそわしたり、鳴いたりするのでトイレにも行けず、お昼ご飯もちび助の隣で食べたりと、ビップ待遇でした(笑)
そんなちび助も7月で1歳になります。同じ月齢と比べるとまだ小さいですが、だいぶ大きくなってきました! これからも、たくさん食べて すくすく大きくなってね。
(吉田)




あれは、寒い冬のある日。よつ葉でもおなじみ丹波のハピー農園の堀さんが、「地域で桜の木を植えたところにシバを植えて牛を放牧したい」「シバの生産もしていきたい」と、農場たよりで放牧の取り組みを知り、見に来てくれたのが始まりでした。そして、シバの研究をしている京都の桂高校へ行くと聞き、ご一緒することになりました。
桂高校ではシバをDNAレベルで研究し、発芽が難しいといわれているシバの発芽率を95%以上にする技術を確立することに成功しています。また、現在では東日本大震災の復興支援として緑化事業に取り組み、東北に自生している「金華芝」という芝(生育スピードが他のシバの7倍)に着目し、研究を進めています。私たちの放牧の取り組みを話したところ、興味を持っていただき、その金華芝を譲っていただけることとなりました。いきなり共同研究とはなりませんが、こちらで定植するときに試験区を設け、先生にも来ていただくことになりました。ゆくゆくは、高校生とも協同して取り組み、シバの多面的な活用、放牧の取り組みが全国で広がるようなきっかけになればと思い、今からどんな展開になるのかワクワクしています。
ということで、今年は予定していなかったのですが、急きょシバ定植をすることになりました! 日にちは確定していませんがシバが到着次第定植を行いたいと思います。急なお願いになるとは思いますが、皆さんのご協力よろしくお願いします。大きくなった一歩と歩っ歩も見に来てください♪
(古市)



発行元:株式会社 能勢農場
大阪府豊能郡能勢町山辺173-2 ℡072-734-1797
能勢農場HP https://www.facebook.com/pages/能勢農場/1555366271383256
こどもどうぶつえん事業部HP http://www.kita-osaka.co.jp/~zoo/
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