発行元:株式会社 能勢農場
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やっと春が来たなという日もあれば、気温が上がらず冬に逆戻りする日もあり、なかなか仔牛たちも温度変化についていけず、セキもちらほら聞こえてきます。風邪が蔓延しないためにも換気は欠かさず行っています。
そんな哺育現場で新しく始めたことがあります。それは仔牛にバナナをあげること!!!
そんなバナナ!?と驚く方も居るかもしれませんがバナナにはとにかく栄養がたっぷり! さらには免疫力アップにつながることも最近わかったようです。
しかし、ミルクを飲んでいる仔牛だけでも25頭います。どうやって全頭分のバナナを手に入れればよいのやら…。ダメ元でよつば農産にお願いしてみると、よつ葉で扱っているバナナを追熟してもらっている室屋さんに連絡をとっていただき、毎週100本ほど能勢農場に届いております!お忙しい中ご協力いただきありがとうございます!!
(高橋)
先月、無事出産した さつき。
実は、その出産の陰にはサンボンさんあり。「歩っ歩」という名前もサンボンさんが発案してくれました。
出産に立会い、名付け親でもあるサンボンさんに一筆書いていただいたので、ぜひ、ご一読ください。
さつき出産に立ち会って・・・
能勢産直センター イム・サンボン
ひょんな事から、能勢農場の放牧牛さつきの出産に立ち会う事になりました。早朝に、さつきの仔が生まれると連絡をもらい、寒風の吹きつける中 能勢農場に駆けつけると、すでに仔牛の足が出ている状況でした。足首のクルブシ辺りが牛の目のように見えて、人間の子どもと同じように牛も頭から出産するのかと勘違いしましたが、前足から出産するみたいです。さつきが何度も息んで仔牛が出てきそうになる度に農場のメンバーが、ガンバレ、ヨイショと声をかけますが、なかなか出てこず仔牛の足に縄を掛けて4人がかりで引っ張り出し、無事にさつきの仔が誕生しました。とりあえず一安心ですが仔牛がなかなか立ち上がらず、さつきも わが仔を立ち上げようとしますが立ち上がってはコケてを繰り返していました。最後は時間が掛かったけど無事立ち上がりました。野生の世界では命取りになる事も人間の保護の下で見守られ肥育され、最後は人間の食料となることが肥育牛の運命、さつきの仔も同じ運命なのです。あかうしの放牧事業は牛を山に放牧する事で山を管理してもらい、ただの経済動物としてだけではない意味を持たすことです。肥育事業を進めながら片方で放牧事業をする事は不経済だと思っていましたが、農場で働く人たちの精神的な力になり、放牧事業によって肥育事業が経済活動だけに留まらないことを期待しています。
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