〈73号〉

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  11月半ばあたりから朝は氷点下まで下がる日が多くなってきました。田んぼに霜が降りたり トラックのガラスは凍っていたりしますが、明け方は空気が澄んでいるので星がものすごく綺麗に見えます。
  
  寒くなるとともに哺育牛舎からは「こほっこほっ」と仔牛たちの咳が聞こえることも増えてきました。顔を見ると鼻水が垂れていたり 耳が垂れていたり、お尻は下痢で“汚尻”になっていたり…。本来なら蔓延する前に食い止めなければならないのですが、あっちにもこっちにも…。今回は、哺育牛舎から出て行った育成の牛たちにも広がってしまいました。毎日、治療をしたり消毒をしたり、時には獣医さんに診てもらったり。回復してくると、次の牛が…!!　自分で、お腹痛い！　頭痛い！　しんどい!!って喋ってくれたらどんなにいいか…。少しの見落としが大きな見落としにならないように先手先手にみていけるような目を持ちたいです。
  
  先日、能勢ブロック４社合同の忘年会で各社の１年を振り返ってそこからクイズを出す、というゲームがありました。良い事だけではなく悪い事ももちろんあり、その中でも壊した・破れた・落ちた･事故したなども出てきました。出てきた中だけでも13個もあり、よく怪我もなく無事だったという事も。今年もあと少しで終わろうとしていますが、事故や怪我などが無いように気をつけていきたいと思います。

  （吉田）

  
  
  

  
  
  

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  能勢農場にやって来て、移動動物園に関わり、哺育に関わり、放牧の担当となり。目まぐるしく時は流れ、あっという間に６年が経ちました。これまで、本当にたくさんの人に出会い、たくさんのことを学びました。そして、人の温かさを改めて感じました。来年から地元である種子島に帰り、実家の農業を継ぎます。農業のことが大嫌いだった私が、決意できたのはよつ葉と出会えたからだと思っています。ここで過ごした６年は、私の一生の宝で、ここは私の故郷です。これからよつ葉を離れますが、みんなに負けずに自分らしく活き活きと生きていきたいです。
  
  この放牧・繁殖の取り組みは私だけでなく、農場だけでもなく、よつ葉のみんなで築き上げてきたものだと思っています。あかうしの妊娠や出産、仔牛の成長を同じように喜んでくれる人がいるということが、とても嬉しく、支えとなっていました。これからもこの取り組みは続きます。さつきとみはる、そして生まれてくる仔牛。放牧野造成の取り組みにもご協力いただき、あたたかく見守っていていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました。
  

  （古市）

  
  
  

  

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