発行元:株式会社 能勢農場
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年末より寒い日が続いて、農場内の日陰のところにはまだ雪が残っていたりします。さて、今年から放牧だけではなく農場のことなども書いていこうと思っています。が、あか牛たちのことも現状報告しておきます。さつきが3月、みはるが4月とそれぞれ出産予定で日に日にお腹が大きくなってきています。妊娠中の牛たちにとってこの寒さは大丈夫かと心配しましたが、2頭とも元気で放牧場を走りまわっています。農場の牛たちはというと寒さの影響大でした。哺育のところに詳しく書いているので状況は省きますが、能勢にいる牛たちは生後12カ月まででそれ以降は丹波市の春日牧場で出荷月齢まで過ごしています。その12カ月までを哺育・育成といいます。この時期はとにかく粗飼料をたくさん食べさせて以降の肥育に耐えられるための体作りの時期なのに、寒さの影響による発熱などで食い込みが落ち、なんとか食べさせるよう苦労しました。今は落ち着いていて餌もたくさん食べるようになりホッとしています。牛が出荷されるまでの間で、能勢にいる時期が一番大事なのでしっかりと育てて春日牧場へとバトンを渡せるように、年始の反省を生かしてがんばっていきたいと思います。とにかく牛も人も元気でやっていくぞ!!
( 道下)
1月があっという間に過ぎてしまいました。今年もどうぞよろしくお願いします。
毎年続いてしまっていますが、今回も風邪が流行してしまいました。今回は哺育牛舎だけでなく農場も食欲不振や発熱が続き、治療にあたる日々が続きました。そして、その間に4頭も肺炎で死亡させてしまいました。寒さで弱った体にウィルスや細菌が入り、食欲不振でさらに体力がつかず、力尽きてしまったのではと思います。消毒を徹底し原因菌を減らすこと、弱っている仔牛は隔離して栄養補給をしました。また、農家さんからヒントを得て、今までの飼育方法を改善しました。それは床材をたくさん使うこと。毎週一掃していた床は継ぎ足していく方式にかえました。床が分厚ければ底冷え防止になるという考えです。すぐ汚れてしまうのでは…。と不安なところもありましたが、とにかくやってみよう!と決行しました。すぐ汚れるということはなく、仔牛もなんだか暖かそうにしています。また、現在農場の牛たちは完全に復活し、元気に草をもりもり食べています。
哺育牛舎の仔牛たちも元気を取り戻してきています。治療していた牛が元気になり、朝一番から元気に自分に寄ってきて餌を食べている姿を見て今日も一日頑張れます。
(高橋)
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