発行元:株式会社 能勢農場
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2018年が始まって気づけばもう3月。春がもうすぐそこまで来ており、能勢のほうも少しずつ暖かくなってきました。
とはいえ朝晩は零度以下になる日もまだあり、油断ができません。寒暖の差があると体調を崩しやすくなるのは牛も人も一緒。牛の部屋の周りをメッシュで囲って冷たい風が通り抜けるのを防いだり、近隣の農家さんの田んぼから回収した稲ワラを切って床に撒いてあげ暖かさを保ったり、床掃除の直前まで少しでもきれいな状態で牛にすごしてもらうために隅っこに残ったきれいな床材をスコップで掘り返して広げて撒いたりして寒さを少しでもしのげるように日々工夫をしています。
一つ一つは大変な作業ですが気持ちよさそうな牛を見るとやりがいを感じます。まだまだ寒いですが何とか乗り切らねば!
続いてあかうしの報告です。
妊娠中のさつきとみはるはともに順調です。さつきの出産予定日の3月10日まであと少し、また、動物園にいるヤギたちもこの春に出産を控えています。
無事に生まれてきてくれますように……
(田尻)
私の楽しみのひとつ、農場の梅の蕾がふくらみ始めました。今年は寒かったのでふた月が過ぎてようやく1つ2つ花が咲き始めました。早く満開にならないかな~。
能勢農場には人以外にもいろいろなお客さんがやってきます。最近、一番多いのがカラス。朝、堆肥場は真っ黒。次にシカ。あとは、スーズメッ♪ターヌキッ♪キーツネッ♪ネーコッ♪(“こぶたぬきつねこ”のメロディーでどうぞ)。それから、みんなのアイドル、ラ○カル(アライグマ)! どれも害鳥・害獣です。病気を運んだり、餌をあさったり、特にアライグマは産まれた仔牛を食べてしまったという被害もあるそうで、3月はさつきやヤギたちの出産を控えています。恐ろしや……!!
そして、哺育牛舎にもお客さんがやってきていて、防寒でカーテンなどで覆われているにもかかわらず餌入れの蓋にアライグマの足跡が……!! 牛たちに危害がおよぶ前に対策をすることに。能勢町から罠をお借りし、リンゴを仕掛けて数日。……つかまらず。リンゴも食べられた形跡なし! うーん。。。次は私も大好きキャラメルコーン! 仕掛けたらなんと一発!! キャラメルの甘い匂いに誘われたのでしょうか。さぞ、人のお菓子はおいしかったでしょう! 可哀想ですが能勢町に引き取ってもらいました。
人も動物も上手く共存できたなら一番いいのでしょうが、残念ながら人や農作物・家畜等に危害を与える動物たちは駆除の対象となってしまいます。しかも、某アニメの影響で外来種のアライグマを飼い、飼いきれずに山に放す→繁殖→その地域の生態系を壊す。もともと山も森も動物の住処だったのを伐採・開発し、行き場を失った動物たちが人の元に来たら害獣と呼ばれる。一番の被害者は人間ではなく動物なのではないでしょうか。
(吉田)
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