ひこばえ通信
2007年7月号(第252号)

お産署名にご協力ありがとうございました!
よつ葉から1万5千筆を提出
村上美和子(京滋センター/編集委員)

 「身近な地域で安心して産める場所がほしい」という思いを6月国会へ届けたいと、よつ葉会員の皆様へ呼びかけたところなんと!1万5千筆以上集まりました。本当に、ありがとうございました。「お産といのちの全国ネット」に寄せられた全国からの署名は参議院・衆議院あわせて40万筆に届く勢いです。



▲「お産といのちの全国ネット」のポスターより

まだまだできる事たくさんあります

 集まった署名の一部は第一弾で「全国ネット」を通じ、超党派、自民・公明・民主・共産・社民各党に紹介議員をお願いして、衆議院に6155筆、参議院に3654筆届けられました。特に自民党紹介議員の中には厚生労働委員会の理事や委員がいて、よくお話を聞いてくださったようです。締め切り後もぞくぞくと集まる署名は、次の国会(9月)にも提出予定です。より多くの議員に紹介議員になっていただき、審議事項として扱ってもらえるようタイミングをみて提出したいと考えています。「全国ネット」では一人ひとりの議員さんにお産の現状、活動の意義や請願内容を理解してもらえるよう議員会館へ出向いての陳情や勉強会をしています。
 私たちは地域のお母さんたちと、地域での学習会・講演会を通して現状を知って欲しいと活動しています。あと、できる事は地元出身の国会議員さんへ直接アプローチすること……県議・市議に対して手紙やメール・FAXで地元の現状を訴えること、市町村へ陳情書を届ける……まだまだできる事はたくさんあるはずです。

産む人中心の仕組みづくりを

 産む側の女性が、いま一度食生活と体づくりを見直し、自分の力と産まれようとする赤ちゃんの力で自然なお産をする。お産がどういうものかを知り主体的に取り組むことで、女性は自律した母親になります。お母ちゃんパワーで温かい社会にしていきましょう。地域の中で助産師さんによる院内助産所(バースセンター)づくり、地域の中核病院や公的医療機関に緊急搬送の受け入れを義務化するなど、産む人中心の仕組みづくりを行政に提案していきましょう。
 思い出すのもつらい体験をした人、産むことを諦めなければならなかった人、産まないことを選択した人、どんな体験の中でも思いを共有する仲間がいて社会が温かくなればきっと救われます。そんな社会ではきっと子どもたちもキラリと輝いていることでしょう。