ひこばえ通信 |
2007年4月号(第249号) |
関西よつ葉連絡会第6回総会を開催
2月25日(日)、関西よつ葉連絡会の第6回総会が行われました。この日会場のホテル阪急エキスポパークに集まった参加者は300人。各地の配送センターやPB生産農場・工場などの職員と、全国各地から集まってくださった生産者の方々により会場のホールは一杯になりました。 事務局設置から5年 さらなる発展を期し 議案書はまずはじめに、今回第6回総会がこのようなかたちで行われることとなった経緯と意義について次のように述べています。 市場経済の論理超える仕組み作りを 次に、私たちをとりまく情況と課題においては、『2001年のBSE国内発生から食べものの安全を脅かす事件が続発しましたが、これらは食べものの生産が経済効率を優先し自然に反して行われてきたことによるもので、このように食べものの生産が「市場経済」の論理によって成り立っているかぎり、その安全性は保障されない、と。したがって私たちの課題は、いかに「市場経済」と異なる生産・流通・消費の仕組みを自分たちの足元から作り直していくのかです』と。また『増大する輸入農産物と衰退する日本農業についての問題では、自給を高め、農・林・水産業を再生し、現場の生産者が元気になれるようにすることです』としています。 生産部門の強化軸に活動の次世代への継承を そして具体的な取り組みとして、(1)よつ葉連絡会の生産部門の強化、(2)「にんじんクラブ」のような会員参加・体験型の生産現場との交流、(3)地域に根づいた配送センターの増設、(4)よつ葉30年にわたる活動の次世代への継承、を当面する重点課題としてきました。 中川代表・田中事務局長体制がスタート 次にこれらの報告に続き、2007年度の方針が、(1)食と農に関する考え方の共有に向けた取り組みとして、「大豆くらぶ」や「よつば農業塾」「畜産ビジョン」の具体化などに取り組む、(2)生産者との協同・交流の強化、(3)各センターによる地域活動の強化、(4)会員との交流・関係を深める、など8つが提案されました。これらの方針に関しては、それぞれ各現場から5人の方に具体的な取り組みの報告や提案を受けました。 |