大豆 まもなく初夏、作付けシーズン到来
よつ葉のこだわり、ますます本気! 初夏に大豆といえば、まず思い浮かぶのは「豆腐」でしょうか。素材の味そのままもよし、シソやショウガ、ミョウガなどをたっぷりかけてもよし。しかし「つくることを大切にする」よつ葉としては、初夏が大豆の作付けシーズンであることも、しっかりお伝えしておかねばなりません。そこで、今年から地場の農家に大豆作り運動を呼びかけている「大豆くらぶ」、この時期に別院食品豆腐工場に契約大豆を届けてくれている神室産直、会員さんとともに農作業を楽しむ「にんじんクラブ」、それぞれに今年の大豆作りへの意気込みを語っていただきました。(編集部) |
いよいよ作付け 「大豆くらぶ」本格始動
大豆は米に次ぐ基礎食材。「伝統食品」といいながら原料の大豆は輸入、しかもほとんどが遺伝子組み換えというのでは情けない話です。基礎的な食材は自給すべきだ、と思うのですが、現状は程遠いところに来てしまっています。「金にならない」と辞めていく農家は後を絶ちません。このままの傾向が続いたらどうなるのかと考えたら寒い想いがします。政策的な支えがなくなれば米も同様の運命です。 でも、今の社会は大いに変、いつまでも続くわけがないと考える人は少なくありません。農業を持続しなければ次の世代は生きられない! そんなあたり前のことがわからなくなっている今が異常なのです。 とはいっても、「おかしな社会」がすぐ変わるわけでもないし、「金にならない仕事」に一生懸命で取り組む人も希少です。しかし、農業の大切さを感じてもらう取り組みは農家でない私たちにも少しは可能、と考えて始めた試みです。 畑仕事は身近にできる楽しい作業です。人と自然の関わりに想いを馳せる、作ること・育てることがいかに自身を豊にしてくれるかを実感できる、などなど。上手に作るには知識と技術が要りますが、失敗してもまた勉強して挑戦すればよい、と気楽に構えてできます。たとえわずかでも土があればできる作業です。 収穫した大豆は全量しょうゆや味噌、豆腐に加工する予定です。もちろん、収量次第ですが、加工できる程度の収穫は皆で力を合わせてやっていきたいと意気込んでいます。 四季折々の作業を、また2年後には「大豆くらぶの醤油・みそ・豆腐」が生まれることを、楽しみにしながらの活動です。会員の方も各地区のにんじんクラブでの大豆作りにぜひ参加していただきたいと思います。
大豆栽培へかける想い 消費者の皆様に安全安心をお届けさせていただくことは、私たち農民のつとめです。農産物に限らず国内の製造業も高品質化、差別化が顕著になってきました。農業分野でも皆様によりご満足・安心していただくため有機化やトレーサビリティ(顔の見える関係)が急速に普及しております。
食べてるだけじゃ分からない 昨年、奈良にんじんクラブで大豆作りに初めて取り組みました。完全無農薬で取り組みました。結果的に収穫はゼロでした。6月に畝立てを行い、種を蒔き、水をやって、雑草刈りをして、芽が出てきました。そしてやっと豆が実ってきたなと言っている頃、虫にやられてしまいました。一瞬の出来事でした。 |
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![]() 今年1月の「大豆くらぶ」顔合わせ。 |
「にんじんクラブ」では皆様の参加をお待ちしています。いっしょに大豆を作りましょう。お問い合わせは各配送センターまで。 |