ひこばえ通信
2005年4月号(第225号)

―初の水産生産者懇談会―
豊かな魚食文化を

 3月19日(土)に水産生産者10社とよつ葉のスタッフで懇談会を開催しました。芦浜産直の阪口さん、山口県・祝島漁協の山戸さん、北海道・札幌中一の橋本さん、長崎県漁連の北川さんなど、あらゆる規模のいろんな立場の人が初めて顔を合わせ、水産に対する考えや、これからのよつ葉の水産部門はどうあるべきかなどを話し合いました。
 話が進む中で、魚1本を使い切る料理法をみんな知らないことや、各家庭に出刃包丁など無く、魚と言えばスーパーで買う切身魚くらい……など、家庭環境の変化による魚離れが大きいのではないかと感じました。魚の姿形・魚に関する話題・郷土料理・食べ方・捌き方など、企画として多彩な引き出しを用意しておくことが大切だなと痛感したり、また「街中で話すよりも現場へ行って話し合う方が、より具体的で現実的な話ができますよ」との意見もあり、産地交流の推進や魚の捌き方講座の必要性なども考えさせられました。
 これからも、よつば水産を含む生産者の皆さんと一緒に歩んでいけるような関係をより一層強めていくために、来年もぜひみんなで集まりたいと思います。(ひこばえ・池本大志)

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