タカショク(石川県金沢市)


こんにちは! 金沢で魚屋を営んでいるタカショクです! 突然ですが、先週一週間おうちで何回くらいお魚が食卓にのぼりましたか!?
ここ石川県はおいしい鮮魚がたくさん並ぶ地域ですが、それでも時々お友だちから、「お魚って家では食べないの、グリルが汚れると面倒だから」とか「まず丸のままの魚ってお料理できないわ、でも切身になっていてもどうしていいかわからない」という声を聞きます。だんだんと若い人がお魚を食べなくなっています。そうすると必然的にその子どもの世代もお魚離れが進んでいくように思います。
でも、お魚ってそんなに難しく考える必要はありません! 焼く、煮る、揚げるのどれかで食べられます。例えばいわしを例にとると、「塩焼き」「蒲焼」「生姜煮」「フライ」など毎週でも同じいわしを食べることができます。それぞれの家庭の味でいいのです。ちょっと濃かったりちょっと薄かったりするからこその、飽きのこない家庭の味です。レシピが分からなければ、最近はインターネットで調べると動画で教えてくれますよね。すごい時代だー。
しかし、魚の鮮度落ちが早いのは事実です。もし、子どもがおいしくない魚を食べたとすると、「魚って臭いしまずい、お肉がいい!」って子どもの脳は洗脳されてしまいます。だから、私たちは、一回の期待も裏切らないおいしいお魚をお届けしたいと思っています。小さいときからおいしいお魚を食べて、「魚に骨があったって平気だよ、自分でむしって食べられるよ」っていう子どもを育てることで、日本の水産業界の未来も明るくなるんじゃないかなぁ。
今回ご紹介するのは、鳥取県境港の魚屋さん、ケイフーズさんの「いわし三枚おろし」と「あじ三枚おろし」です。ケイフーズさんは父の代からお付き合いのある、こだわりの魚屋さん。この商品は鮮魚から三枚におろしてフィレにしています。これって当たり前のようですが、全然当たり前じゃありません。例えば、台風で時化が続いて魚がないような時は、ずーっとお仕事がお休みになってしまうので、冷凍原料で加工することの方が実は当たり前。でも、冷凍原料を使うと、解凍時にドリップとして旨みが流れ出て、臭みが残ってしまいます。だからケイフーズさんは鮮魚からの加工にこだわります。イワシやアジは魚の旨みがそのままです! 半解凍の状態で簡単に調理できるので、今日の晩御飯何にしよう〜というときにも便利です。うちの娘のお気に入りは、「いわし三枚おろし」の竜田揚げ! いわしのフィレを醤油・酒・生姜の調味液に10分ほど漬けて下味をつけて、片栗粉をまぶして揚げてみてください! フィレは火の通りが早いので、揚げ油も少量でOK です。私

は小さめのフライパンにうっすらと5ミリほど油を入れて揚げ焼きにします。ぜひお試しください。
皆さまの食卓に週に一回でもお魚料理が並ぶ日が増えますように!
(タカショク 中尾浩子)

境港での水揚げ

ケイフーズ
いわし三枚おろし
山陰で獲れたいわしを三枚おろしにしました。
竜田揚げや蒲焼にどうぞ。
ケイフーズ
徳用あじ三枚おろし
山陰で獲れたあじをぜいごを取り三枚におろしました。
フライ、南蛮漬けに。お弁当のおかずにもどうぞ。