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札幌中一 (北海道札幌市)その2

ここ数年の「北海道の魚たちの変化」
“サンマの大不漁”と盛んになる“イワシ漁・サバ漁”


ここ数年、北海道の魚たちも変化してきました。

まずホタテです。4~5年前に比べ、原貝で2倍、冷凍貝柱で2.2倍位の価格になりました。値上がりの原因は水揚量の問題ではありません。中国への輸出です。海外勢との魚介類の買い負けは、バブルがはじけてから始まったともいわれ、もはや珍しくはありませんが、北海道では鮭に始まり、ナマコ、ホタテ、するめいか、冷凍すけそうだら、最近ではカレイなども買い負けています。魚介類輸入大国の日本から魚介類が輸出され、私たちの口に入りにくくなっているのは何とも皮肉な話です。

次はほっけです。ここ2~3年で従来の20~30% 位の水揚げにまで減ってしまいました。それに伴い、価格も鮭並みの価格まで上昇し、魚屋である私たちも戸惑っています。原因は単純に獲り過ぎです。この魚は主に底引き漁で水揚げされるので、どうしても小さい魚も獲ってしまうのです。さらに1年魚の100gくらいのほっけを必要とする業者もいます。あと1年間待てば、サイズは倍以上、価格も3倍以上になるのですが…。また、日本人は魚卵好きで、一般的に言っても抱卵している時が身質が良くなるので、どうしてもその時期(12月前後)の魚を狙います。しかしそれでは魚はますます再生産がきかなくなります。これも根深い問題です。

次は羅臼昆布です。この昆布もこの1~2年品薄が続いています。その原因は漁師さん不足です。昆布は売られている時は軽くとも、海中に有る時は相当重いものです。それを磯舟に乗せ干場に運び、1枚ずつ並べていきます。決して1人ではできず、家族総出でおこなう、かなりの重労働です。それならもっと簡単にお金になるウニ、ホタテ、ナマコの方に向いてしまいます。ピーク時日本中で200万人といわれた漁師さんも今では15万人前後で10分の1以下、平均年齢も70歳を超えてます。

このように、北海道(に限りませんが)の漁業は、ホタテに代表される外的要因による影響、ほっけに代表される乱獲と漁業政策の問題、羅臼昆布に代表される漁労所得と漁業従事者減少の問題に直面しています。

最後に明るい話を少々。

昨年くらいからですが、今、北海道ではイワシが獲れています。1尾100g以上の物が1日に5~600トン水揚げされる日もあります。現在のところ、北海道にはイワシの加工技術がないのですが、それもすぐ身につけるでしょう。またサバも、4~5年前くらいからマサバ・ゴマサバと両方水揚げるようになりました。さらにブリは、7~8年前から鮭や鱒の定置網に混ざって入るようになり、この4~5年は相当な水揚げとなって仕事として成り立つようになってきました。昨年そして今年のサンマの大不漁に対応して、今後はイワシ漁サバ漁で代替していくことになっていくのかもしれません。

(札幌中一 橋本稔)

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