桜井食品(岐阜県美濃加茂市)
安心して食べられるインスタントラーメンを
かつて小麦の栽培が盛んだった岐阜・美濃地方で、地元小麦を使った製麺業を創業したのが桜井食品のルーツです。
1960年代後半から70年代前半にかけ世間を騒がせた食品添加物に関する事件をきっかけに、着色料や漂白剤を使わない小麦粉で乾麺作りをスタートさせ、1974年には無添加のインスタントラーメンを製品化しました。
「無添加のインスタントラーメンを作ってほしい」という依頼を受けた当初、まずは「うーん、困ったね・・・」というのが正直なところでした。というのは、インスタントラーメンというのは添加物の塊で、いろいろな物が入っていたからです。それらをひとつひとつ抜いて試作を繰り返し、製品化まで半年以上かけてできたのが「純正ラーメン」です。
それ以降、国内産小麦にもこだわり、添加物を使わない、安心して食べられるインスタントラーメンの種類を増やしてきました。「いいものを作るためにできる限りのことをする」、今後もこのことだけは絶対に曲げることなく、もの作りを続けていきます。これが私たち桜井食品のスタンスです。
(桜井食品 桜井 芳明)