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ルカニ村(タンザニア)

ルカニ村・フェアトレード・プロジェクトの成果報告
子どもたちの教育のために
 

キリマンジャロコーヒーの生産者たちは、教育費を確保するためコーヒーを栽培しております。しかし2001~2002年の「コーヒー危機」で史上最安値水準にまで価格が暴落し、教育費捻出が困難になったことで、多くがコーヒー栽培を断念しました。街で仕事する者が増え、またトウモロコシへの転作が進んで、コーヒーの収穫量は半減してしまいました。木陰で栽培されるコーヒーとは異なり、トウモロコシは直射日光を求めるため、材木販売のブームと重なって、森林伐採が急速に進んでしまいました。

そこで2007年、私たちはフェアトレードの2つの買い支え方(最低価格保障+ 還元金支払)に則ってルカニ村産のコーヒーを輸入するプロジェクトをはじめました。

年間約18トンを輸入しておりますが、甘酸っぱい香味が好評で、約180万杯を愛飲者の皆さんに飲み干していただいております。皆さんの支払の中から約100万円が産地に還元され、社会開発の経費として利用されます。これまで、図書館・中学校の建設、保育園の教材購入、コーヒー加工場・苗木場の整備、新品種の苗木普及などに、この還元金が利用されてきました。

最低価格保障については、「コーヒー危機」の前の水準まで収穫量が戻れば、子ども2名を中学に行かせられるように高めの最低保障価格を生産者と話し合って決めました。その後、市場価格が上昇したこともあり、私たちはその高めの最低保障価格をも大きく上回る価格で買い続けています。その結果、街に移住した若者が村に戻りはじめ、有機栽培可能な(耐病性の高い)新品種の苗木が普及するなど、コーヒーの生産意欲が回復しました。日陰樹苗木の植林も始まっています。  

還元金で一部を負担したルカニ村中学校の完成に、最低価格保障による教育費確保がからみあって、中学進学率は35%から86%へと上昇し、既に6年間で357名が卒業しました。ただし高校受験の成績は悪く、進学率(6年間平均)は9%に過ぎません。特に理系の成績が芳しくありませんが、昨年、生産者たちの粘り強い請願が実を結び、日本政府の草の根資金協力により理科実験室が整備されました。高校進学率の改善が期待されます。

よつ葉の皆さんには、ルカニ村のコーヒーを継続的に買い支えていただき本当に感謝しています。また、毎年夏に実施しているコーヒー・スタディツアーにご参加いただくことで、コーヒーの品質や子どもたちの教育水準を引き上げる生産者たちの努力を自らご確認いただけるとうれしいです。

(京都大学農学研究科 辻村 英之)


  1. < ルカニ村からキリマンジャロ山をのぞむ
  2. < フェアトレードが役立ち、ルカニ村中学校に新しく
    理科実験室ができました
  3. <

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