産直の野菜、果物、お肉などを宅配する「関西よつ葉連絡会」-
お届けするのは作る人の想いと、信頼できる食品です

よつ葉のインターネット注文︎
関西よつ葉連絡会

パレスチナ・アマル


私がパレスチナを支援するようになったのは、1999年にガザのパレスチナ赤新月社(赤十字に相当)でボランティアをしたのがきっかけでした。そして、商品を通じて伝統や文化を伝えることで、「紛争」の印象が強いパレスチナのイメージを変えたいと思い、4年前にパレスチナ・アマルを起業しました。ただ、10年前にイスラエルがガザを完全封鎖して以来、国連関係者か一部のNGO 関係者、ジャーナリスト以外はガザに入ることすらできず、取り扱うことができる商品は、ヨルダン川西岸地区のものに限られてきました。

今回、とても幸運なことにご縁を頂き、国連(UNRWA・国連パレスチナ難民救済事業機関)のパレスチナ刺繍プロジェクト「Sulafa(スラーファ)」の日本でのパートナーとなりました。そして、本当にたくさんの人たちから支援を頂き、国連の許可を得てガザに入ることができました。実に16年ぶりの訪問でした。

ガザは人口密度が高く、劣悪な環境の中にあり、“天井のない牢獄”と呼ばれています。“見えない飢餓”と呼ばれる子どもたちの栄養失調も深刻で、5歳以下の子どもの約4割は常に貧血状態にあります。また電力不足のため、1日に3〜4時間しか電気が使えないなど、日常生活にも深刻な影響が出ています。

このように確かにガザでの生活は大変です。けれど驚くことに、その街並みは16年前とあまり変わっておらず、10年間の封鎖により、時が止まっているようでした。そして人々のホスピタリティの高さや、明るさ、たくましさもそのままでした。

〈難民女性たちの刺繍プロジェクトSulafa〉

Sulafa はUNRWAによって立ち上げられた刺繍プロジェクト。作り手は、未亡人や弱い立場にある300人のガザ地区の難民女性たち。失業率の高いガザ地区において、刺繍を作り販売することは、女性たちの貴重な収入源です。

今回お話しを聞かせてくださった1人、ラムジーさん(66歳)は、26歳の時にレバノン戦争で夫を亡くし、その後Sulafaの支援もあり、2人の息子を女手一つで大学まで行かせたそうで、そのことを誇りに思っているようでした。刺繍づくりは自分の楽しみでもあり、やりがいだとのこと。同時に女性として、社会、文化、伝統に対して、プライドを持っているとのことでした。



Sulafaの刺繍はとても高品質で、私は18年前に購入した薔薇の刺繍のショールを今でも愛用しています。けれども、日本では誰にも知られていません。私がSulafaの日本でのパートナーとなることで、パレスチナ刺繍のこと、ガザの難民女性たちのことを多くの皆さんに知っていただきたい、そして彼女たちが自信と尊厳をもって人生を輝かせることができるよう応援したいと思っています。

彼女たちの誇りである刺繍の数々を、皆さま、どうぞご覧ください!

(パレスチナ・アマル 北村 記世実)
2017年『life』490号

  1. <
  2. <

Copyright © 関西よつ葉連絡会 2005 All Rights Reserved.

SSL GlobalSign Site Seal