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能勢農場(大阪府豊能郡)

コロナ禍で恒例の苺狩りが中止に…その苺をジャムにしました
能勢農場 大阪府豊能郡



能勢農場といえば何を思い浮かべますか? 『ライフ』紙面では牛肉が出ているので牛を育てている農場のイメージが強いかもしれませんが、林間学校や移動動物園、そして苺狩りもしています。ところが今年は新型コロナウイルスの影響で、毎年開催していた苺狩りを中止しました。もともと予定していた受付開始日は緊急事態宣言の真っ只中だったので、ギリギリまで悩みました。ただし、中止したからといって、苺はお構いなしにどんどん成長を続け、花が咲き、実をつけ、赤く色づいていきます。たわわに実った苺。おいしい苺。そして皆さんからのたくさんのお問い合わせ。しかし、能勢農場で育てている苺は宝交早生(ほうこうわせ)という品種で甘みと酸味のバランスが良い反面、果肉が瑞々しくやわらかいので流通に向かず生でお届けするのが難しい。それでも、なんとかして皆さんに苺を食べてもらいたい!!…と思い、よつ葉にジャムを製造・出荷してくださっている食彩あんさんに加工していただき、ジャムでお届けすることになりました。

能勢農場の苺は完全無農薬、露地栽培です。毎年10月頃から次の5〜6月の苺狩りにむけて動き始めます。農場の牛からの贈り物の牛糞堆肥を撒き、土を作ることから始まり、畝たて、定植、冬の間は枯葉を取り、春になればひたすら草を抜き、農場の牛糞と芦田ポートリーさんの鶏糞をメインとした追肥用の肥料を撒き、マルチを張り、マルチの間からの草を抜いたりランナー(茎につく新芽)を取ったり…。他の農家さんの野菜もそうですが、植えたらおしまい! ではなく、かなり手間暇がかかっています。しかも手間をかけたからといって、こっちが思っているような日程で実を付けなかったり、量がならなかったり、時には天候や虫、病気に邪魔をされたり…。そんなことを経て頑張って育ててきた(育ってきた)かわいい苺からできたジャムです。皆さんの手に取ってもらえると嬉しいです。

この夏は毎年恒例の林間学校と夏祭りなど、能勢農場のイベントは軒並み中止になりました。移動動物園もキャンセル・延期が続いています。毎年楽しみにしている方もたくさんおられて、私たちも会員さんや子どもたちとふれあえる場なので楽しみにしているのですが、今年ばかりは仕方がない。来年にはコロナが落ち着いていると信じて、さまざまなイベントができるように準備していきたいと思います。そうしたらまた能勢農場にも遊びに来てくださいね。

(能勢農場 吉田悦子)



  1. < 食彩あん
    能勢で育った苺のジャム
    能勢農場で育てた無農薬・露地栽培の苺、
    粗糖、レモン果汁で作りました。
    甘い苺の香りと風味が楽しめます。

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