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野のもの (長野県伊那市)

“雑穀の知識や歴史が失われるのはもったいない”から生まれた「雑穀カレー」

「野のもの」は南アルプスの麓、長野県伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」にある雑穀レストランです。標高は約850m。目の前に三峰(みぶ)川を堰き止めた美和湖が広がり、冷涼で過ごしやすい夏と、マイナス20度近くまで冷え込み、がちがちの氷に閉ざされる極寒の冬を体験できる場所です。

私たちは、ここで5種類の雑穀とあきたこまち、白毛もち米を有機、天日乾燥で栽培し、調理、提供しています。(雑穀は計1ヘクタールの圃場にもちきび、もちあわ、たかきび、しこくびえ、アマランサスを栽培、水田は現在0.5ヘクタール)

長谷地区は昔から雑穀が育てられてきた山村で、レストランの料理にもすべてのメニューに雑穀を用いています。お肉を使わないハンバーグや、プチプチした食感のアマランサスをソースに和えたパスタなどが代表的なメニューです。いずれも雑穀の良さを活かすために化学調味料や添加物は使用していません。

私たちが店をオープンする10年前には、地域で雑穀を目にする機会はほとんどなくなっていましたが、栽培の知識は残っていたので近所のおじいさんたちに育て方を聞きながら徐々に面積を増やしてきました。“雑穀を育てて食べてきた土地なのに、その知識や歴史が失われるのはもったいない”…そんな思いからメニューの中心に雑穀を据えることに決め、また貴重な在来品種の種子を信州大農学部に譲っていただいたことで、栽培と調理を同時にスタートさせました。

お店のもう一つの看板メニュー「雑穀カレー」は、「小麦粉アレルギーで食べられる食品が少ない」というお客さまの声から開発をスタートさせました。きび、アマランサスがもち種だったため、これらをルウのとろみ付けに使用し、小麦粉とはまた違う食感のカレーが出来上がりました。これは全国の方にも食べていただきたいと考えて、2年前にレトルト食品として商品化したのが『伊那雑穀カレー』です。

実は、私はもともと奈良県斑鳩町の出身です。関西の大学の農学部を卒業したあとは、通信社で記者をしていました。学生時代から「作業着を着た自営業者」になりたくて30歳で退社、職業訓練校で家具製造を学び、豊かな自然の下で子育てをしたい、という夢もあって、ここ伊那市長谷地区に移住しました。過疎地のため空いている畑もたくさんあり、注文家具の製造と販売を行いながら農業を始め、“成り行き”でレストランまで始めることになって今日に至ります。

雑穀の生産から加工まで行っているユニークなレストランとして、これからも信州の地から懐かしい関西に向けて発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。また信州へ来られる際には当店にも足をお運びください。

(雑穀レストラン「野のもの」 吉田洋介)


  1. < 人の背丈をゆうに超えるアマランサス
  2. < 収穫後は「野のもの」の軒先で天日干しに
  3. <

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