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西嶋海苔(熊本県玉名市) その2

安価な海外産ののりの輸入が増える中、有明海さんの海苔づくりを守り育んでいきます


有明海産の海苔はなぜおいしい?
九州の有明海は、熊本、長崎、佐賀、福岡に面した、奥行き約100kmある内海で、熊本では、菊池川、白川、坪井川、緑川といった大きな川が、窒素やミネラルなどの養分をたっぷりと含んだ水や土砂を海に運び込み、湾内の波の作用で海岸近くに広大な干潟を作り出しています。湾口で約3m、湾奥で約6mといった干満の差、また、適度な海流が、川の淡水と海の海水を混ぜ合わせ、海苔の養殖に適した塩分濃度になり養分や酸素を供給するなど、有明海は昔から海苔の養殖の環境に適しています。

日本国内の海苔の生産量は、直近5年間では約70億枚〜80億枚で推移していますが、その内、有明海(佐賀県、福岡県、熊本県)で全体の約5割が生産されています。

いつの間にか海外の海苔が日本に
ところが、あまり知られていませんが、安価な韓国産、中国産の海苔輸入が毎年増加しています。2017年度は10億枚を突破する勢いで、全体の約13%が輸入品です。これからは国産の農・水産物はますます貴重なものになっていきます。後継者の育成や、自然からの「贈り物」を未来に残すためにも、国産での生産物を守り育んでいく必要性を痛感しています。

海苔の養殖には2種類あります
広大な干潟と独自の地形により世界一の干満差がある有明海での海苔養殖は、「浮き流し式」と「支柱式」の2つの方法があります。

支柱式とは、有明海に多く、海苔本来の生命力を養い自然そのものの美しい海苔を育てていく昔ながらの方法です。手間がかかりますが、その分柔らかくほんのり甘味があり、香り高い海苔ができます。この方法では、有明海の干満差を利用し、引き潮時に太陽の光を充分に吸収させ(干出(かんしゅつ))、満ち潮時に海水の栄養源(ミネラル、窒素、リンなど)を吸収させます。さらに生産者によっては、旨味成分の熟成と紫外線による殺菌をさせるために、より高吊りをして照射の時間を長くしているところもあります(この高さ調整が難しく、網の高さを毎日変えるなどより手間がかかります)。

もう一つの浮き流し式は、主に瀬戸内や本州方面で多く見られる方法で、網の高さを変えずに作ることができます。海苔が24時間海水に漬かり続けるので、海苔は光合成を精一杯おこない、色の黒い海苔ができやすくなります。この方式でできた海苔は、しっかりとしたノリ葉を付けますが、そのため、そのまま食べると少し厚みを感じてしまいます。そのしっかりとした厚みが、ご飯に巻いた時、適度な水分を含んで軟らかくなって、しかも崩れないのが特徴です。

今シーズンも競りが始まりました
今シーズン初入札は熊本では12月6日に実施されました。しかしその頃は海水温がまだ低くなっておらず、生産量も少ない状況でした。その後、12月中旬以降は順調に海水温度も下がり、おいしいノリが採れ始めているとのことです。年末から年明けまでが1番摘みの時期になります。今年もおいしいと言ってもらえる海苔をお届けできるように努力します。

(西嶋海苔 高木弘和)
2019年『life』50号



満潮時の支柱漁場


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    熊本県産の一番摘み海苔を
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