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ネパリ・バザーロ(神奈川県横浜市)その4

海・山・里からの便り 沖縄カカオプロジェクト 沖縄での新たな産業となり、障がい者が働く機会が増えるこことを願って



チョコレートの原料のカカオは「テオブロマ(神様の食べ物)」と言われ、人々の生活に取り入れられた歴史は古く、飲料として、お菓子として、世界中で愛されてきました。ネパリ・バザーロが、ネパールや東北で人々と共に農産物を加工し仕事づくりをしてきた経験を活かし、沖縄で新たな産業を興したいと思った時、「チョコレートをつくれたら」「カカオの木はどうだろう?」と思い立ちました。熱帯でなければ育たないと言われるカカオが沖縄で育ったら! 少しでも可能性があると思うと諦めきれず実現したいと突き進んできました。

沖縄での仕事づくりと福島の子どもたちの保養支援

沖縄本島北部の名護市で障がい者の働く場をつくり、農産物を育て加工し沖縄の特産品づくりをしている農産物加工会社の女性経営者との出会いがあり、「沖縄カカオプロジェクト」を起ち上げたのが2017年5月。そして、福島の子どもたちの放射能による健康被害を少しでも減らすために、民間で通年保養を受け入れている沖縄久米島、球美(くみ)の里の支援も合わせて取り組みたいと思いました。福島県や周辺地域に住み続け、放射能の影響を大人以上に強く受ける子どもたちにとって保養は欠かせません。チェルノブイリ原発事故では30年以上経った現在も保養は続けられています。しかし、球美の里は民間の寄付が主な収入源です。そこでカカオプロジェクトの売上の一部を寄付したいと考えています。

まずは南インドのカカオを使った商品づくりから

カカオの苗を名護市と久米島で育て始めたのが昨年6月。すぐには実がなりません。沖縄産カカオでのチョコレートづくりにはあと4年はかかります。その間、待っているだけではなく、何かできないか? そんな時、オーガニックカカオを栽培する南インドの農家の方たちと出会うことができました。このカカオを使って製品づくりをすることにしました。そこにはまた、東北で出会った奥州市のアグリ笹森さんの玄米も加えて。今、仕事を必要としている人のために。支援を必要としている人のために。

つながる人、みんなが笑顔になる、それを目指してこれからも長い道のりを歩んでいこうと思います。ともに歩んでいただけたら、仲間になっていただけたら、とても有難く、これほど嬉しいことはありません。

(ネパリ・バザーロ 土屋春代)



沖縄でのカカオのロースト作業

  1. < ネパリ・バザーロ
    玄米グラノーラ(カカオニブ&もちきび)
    岩手産の玄米とインドの無農薬栽培の
    カカオから作ったカカオニブ、沖縄産の
    もちきびをブレンドしました。
  2. < ネパリ・バザーロ
    スイートカカオニブパウダー
    インド産無農薬カカオをパウダーにし
    沖縄産の加工黒糖とブレンドしました。
    トーストやヨーグルトに。

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