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三和農産(島根県出雲市)

「当たり前のことを当たり前にできるようにするため!有機農業に取り組んでいます
三和農産(島根県出雲市)


三和農産は、神話の郷として有名な島根県出雲市の地で栽培から加工、販売まで(6次産業化)のすべてに関わり、「感謝」「感動」「成長」という3つのキーワードに農業の新たなる価値の創造を目的に掲げている農業生産法人です。

私たちが、有機農業と関わりを持つきっかけは、今から35年ほど前に家族が病気になったことに始まります。生活習慣や食生活について考えるなかで「食事療法」「玄米食」などにめぐりあい、勉強して実践することになりました。時代はまだ「環境共生農業」などと誰も言い始めていないなか、玄米食にふさわしいお米の生産は本当に数少ないものでした。

当初はノウハウがあるわけでもなく何度も失敗しましたが、「家族や仲間のために」との思いで続けるなか、作り始めて15年を過ぎた頃から見え方がまったく変わってきて、お米を育てること、できることに集中して取り組めるようになってきたように思います。

もう一つ力を入れているのが人材育成です。私たちは、農業以前にまず、人としてどう考え、どう思うのかということを大切にしたいと考えています。栽培作業だけではなく、作物の本質的な性質を理解して生理に合致した生育の手助けをすることを常に心がけています。社員は現在13名。20代から50代までと幅広く、個人個人の持ち味を活かして頑張っています。また、島根県の農林大学校や地域の若手農業者、農業経営者とも協力して、有機農業の取り組みを少しずつ広げています。

農業に取り組めば取り組むほど、人類が作り上げた物質文明の素晴らしいところ、また一方で経済偏重によって、大切な水や食べものや空気が本来の姿を失い、自然界にも大きな歪みが生じてきていることを痛感します。特に最近はお手軽簡単なことが良いことだと言われがちですが、食を通じて季節や、時代、地域を感じていただけるように、私たちからも積極的に情報発信、ご案内できればと思っています。

今回のコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻によって、世界的なサプライチェーンが機能不全を起こし、極端な物価高騰、資源エネルギー問題が顕在化してきました。電気、ガスなどの分野で起こっている問題は、日本への食糧供給の面でも、今まさに真剣に向き合わなければ、他国との交渉カードに利用されかねない状況です。私たちが提案する有機農業は、国内、地域での資源循環を基本としており、ゆくゆくの日本にとっても大切でかつ持続可能な生産方法の一つだと確信しています。

私自身、農業に携わって20数年。まだまだ発展途上中ですが、「当たり前のことを当たり前にできるようにするため!」というのが一番大切かなっと最近は考えるようになりました。日々勉強、日々反省、日々感謝の気持ちで、小さいけれど大切な取り組みを積み重ねていきたいと考えております。

(三和農産 渡部祐三)



食べだしたら止まらない!
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金山寺みそタイプ
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