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赤井川コロポックル村(北海道余市郡)

アスパラだけは誰にも負けたくないでも楽しむことも忘れずに<br />

赤井川コロポックル村(北海道余市郡)



赤井川コロポックル村は札幌から車で約1時間、余市と小樽が隣町で、そこから峠を一つ越えた先にあるカルデラ盆地の底、赤井川村にあります。私の両親を含む5~6名の仲間が、たくさんのボランティアの皆さんと共に、1986年にこの地で活動を始め、飲食店・食肉加工・養鶏・貸別荘とさまざまやりたいことをやりたいだけ続けてきました。現在は、2代目として引き継いだ私自身がやりたいこととして、有機栽培を中心とした農業生産に軸足を移し、地域のこと、北海道のこと、第一次産業全体を考えながら、たくさんの仲間たちと希望や課題を共有し、魅力あるものづくりの持続を目指しています。
 
農業生産を始めて20年、当初から私たちがテーマにしているのは「日本一のアスパラガス」を作ること。機械もない、土地もない、倉庫もない…というなかで生活していける商品作物として、アスパラ栽培を始めた私たち。支えてくれるお客さんからどれだけ「コロポックル村のアスパラが日本一」という声をいただけるか、消費者の皆さんの声を常に意識し連日生産現場に立っています。
 
アスパラ栽培とひとことで言っても、アスパラの生理状態、土の状況、天候、さまざまな要因が絡み合うので状況は日々変わります。私たちは、春から秋までどんな小さなシグナルも見落とさないように観察→判断→行動を繰り返し、アスパラと向き合います。そこでどうしてもぶつかるのが、「人間の作業性」という壁。私たちはあえて作業性を度外視してでも「アスパラファースト」の立場で、アスパラでは珍しい有機栽培(JAS認証)を持続しています。
 
一般的に人間は風邪を引いたら薬を飲んで治しますが、有機栽培においてはアスパラが病気になった時に治す薬はありません。いかに観察しながら予防するか、病気にならない体づくりをするか。そんなことから、施肥設計も含めた私たちのアスパラ栽培の処方箋の数は、一般的な生産者さんと比べたら考えられないほど多量で細やかです。畑やアスパラの状況に応じて常に変化するのが私たちの生産方法。たくさんの作物と向き合えるほど器用ではないけど、アスパラだけは誰にも負けたくないと、スタッフと方向性を共有しています。
 
そしてホワイトアスパラピクルスも、アスパラ専門農家としての遊び心からできた商品。フレッシュ感を残したい、アスパラの香りを少しでも感じられるように酸味を抑えて…。出荷先でもあるレストランのシェフたちに監修をしてもらってレシピを固めました。大量生産はできないけどコロポックル村の旬を詰め込んだ商品です。
 
自分たちが納得すること、賑やかに、楽しむことを忘れずに北の大地で日々奮闘するコロポックル村をどうぞよろしくお願いします。

(赤井川コロポックル村 赤木陽介)



赤井川コロポックル村の皆さん
赤井川コロポックル村の皆さん


北海道産・有機栽培ならではの旨み
北海道産・有機栽培ならではの旨み




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