だいずデイズ(兵庫県神戸市)


だいずデイズは企業名称のとおり、カラダに良い大豆を毎日の生活に取り入れてもらい、健やかで幸福な暮らしに貢献したいという思いのもと、2012年5月に設立されました。
日本ほど大豆を食す国はありません。味噌や醤油、豆腐、納豆、煮豆など、伝統食品が私たちの生活を支えてきました。しかし、食の洋風化、簡便化によって、大切な日本の食文化が失われつつあり、大豆があまり好きでないと言う子どもも増えてきています。そこで私たちは、そのまま食べられる「蒸し大豆」にすることで、大豆の栄養成分やおいしさを閉じ込め、みんなに食べてもらいたいと考えました。
「スーパー発芽大豆」は、北海道の大豆を100%使用し、発芽のチカラで大豆本来のうま味を最大限に生かした商品です。植物にとって新しい命の誕生の瞬間である「発芽」によってGABAが作り出され、うま味成分のグルタミン酸も増加するのです。また8年前には、化学肥料や農薬の力に頼らない「有機蒸し大豆」を開発しました。丁寧に作られた大豆だからこそ、安心・安全だけではなく、おいしさも格別。大豆を育てる、大豆を愛する農家さんの知恵と工夫がたくさん詰まった商品です。
しかし、大豆の国内自給率はたった6%、そのうち有機栽培は0.06%程度しかありません(2020年度農林水産省HPより)。有機栽培大豆は量が少ないために割高になり、値段が高いため需要が少なくなってしまうという状況に陥っています。素晴らしい理念をもって有機大豆を作りたい農家さんがいるのに、作れないという現状を変えていきたいと考え、昨年9月に、転換期間中大豆を使用した「続けるだいずデイズ習慣」を発売しました。日本の有機JAS認証制度では「有機栽培と謳えるまで数年かかってしまう」という転換期間があります。その期間中の大豆を播種前契約(種をまく前から購入を約束)することで、農家さんが有機栽培に挑戦するリスクを少しでも減らす取り組みです。例えば、慣行栽培から有機栽培にチャレンジしたいと考える農家さんがいれば、「だいずデイズが原料を購入するので一緒に有機栽培を拡げていきましょう」とお声掛けを積極的にする活動を行っています。
私たちがおいしい「有機蒸し大豆」を作り、その供給量が増えればコストも下がり、価格も下げられる。そうすれば有機大豆を食べたい人が増え、もっと農家の方が有機大豆を作ってくれる。そして、日本のオーガニックをもっと元気にしたい。私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。
(だいずデイズ 北澤 愛)


有機農産物を拡げる活動を応援!

北海道産、転換期間中の有機大豆使用。大豆の風味をそのまま閉じ込めました。
食べきりサイズ5袋パック

発芽させることで、大豆本来の旨みをぎゅっと閉じ込めました。水洗いは不要。。
サラダ、スープ。煮物などに。