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丸友しまか(岩手県宮古市)その8

岩手の旬の海産物をより<br />
バラエティ豊かにお届けするために


この文章を書いているのは、5月の連休明け。気温は高くなり、山々は新緑になり、そして定置網ではサクラマスが水揚げされ、「春」の訪れを感じています。

私たちは、これまで宮古市魚市場や隣町の田老魚市場を主軸に仕入れを行ってきました。しかし、漁獲量の減少や魚種が少ないことから、県内の他地域からの仕入れも必要だと判断し、昨秋より宮古市より約100km 程南にある大船渡魚市場等で仕入れを行うことにしました。

同じ岩手県内の魚市場ですが、離れていることもあり、漁獲量や魚種は大きく違ってきます。宮古漁協管轄の定置網は7月からで、他地域よりも遅いです。おそらく、宮古湾が北を向いていることもあって秋鮭をメインとしていることが要因かと思います。他漁協の定置網も多少は入荷しますが、延縄漁の真鱈、底曳網のキンキ、真鱈、カレイ類やスケトウダラなどがメインです。この他に、ホタテやホヤなどの貝類が水揚げされています。

対して、大船渡の定置網は4月から始まり、北は釜石、南は陸前高田からも入ります。このように宮古よりも規模が大きくて南からの魚も漁獲するので、ウマヅラハギやサクラマス、ホッケやイワシ、サバ、サワラなど、種類も量も多く水揚げされています。また、販売時間は宮古は朝売り(7時~)と午後売り(14時~)の2回に対して、大船渡は朝売り(6時~)のみ。セリや入札などの販売方法も異なります。しかし、私たちにとってより大きな違いは、魚市場から加工場までの距離。宮古の場合は、加工場までの距離が約5kmと近いので、仕入終了次第、すぐに持ち帰り処理作業を始めることができます。しかし、大船渡の場合は、移動時間に片道約1時間程度を要するので、出発前に氷を多めに積み込み、仕入れ後にしっかりと冷却して、鮮度を保って持ち帰るように準備しています。

宮古と大船渡の2か所で同時に仕入れる際には、私が大船渡に出かけて加工場と連絡を取って宮古の水揚げ状況を確認しながら、魚種や全体の量を調整しながら、仕入れを行うようにしています。

その結果、「おまかせ鮮魚」や「切身魚セット」、わくわく定期便の「煮魚コース」などの商品構成で、バラエティ豊かにすることができるようになったかなと思います。大船渡まで出かけて仕入れを行うことは、大変ではありますが、より豊かに岩手の旬の海産物を皆さまにお届けできるようになって、良かったと手応えを感じています。

 (丸友しまか 島香 友一)
2020年『Life』180号



島香友一さん(右から2人目)

  1. < 丸友しまか
    三陸の切身魚セット
    三陸で水揚げされた新鮮な魚を切り身魚セットにしました。
    3種類2切れ前後をお届けします。
  2. < 丸友しまか
    三陸のボイル真だこ
    宮古産の真だこをゆで加減にこだわり食感よく仕上げました。
    流水または冷蔵庫で解凍してください。

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